ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。
『堀江貴文のQ&A「資格の必要性とは!?」〜vol.920〜』では、ホリエモンが現在需要が高まっている保育士を増やす方法について語った。
今回取り上げたのは、「いま保育園、学童の待機児童が問題になっていますが、一番の要因は待遇の悪さによる人材不足と考えます。短絡的な意見になりますが、段階的に給与を上げて、教員並みの給料にすればと思いますが。
40年前当時の田中角栄首相が教員不足を解消するため、段階的に給与をあげ、一般の公務員より多くして解消した事例があります。以後教員不足は表だって問題になっていません。保育園、学童(放課後子育て支援事業)は厚労省の管轄ですが。改善の見通しはどうですか」という質問。
保育士の求人倍率は66倍!
ホリエモンは「むしろ、使途自由の子育て給付金を配ればいいんじゃない?」と回答。
保育園の待機児童問題を引き起こす大きな要因である保育士の人材不足を解決するために、職員の賃上げを提案する今回の質問者。一見もっともな考え方だが、ホリエモンはどうやらあまり賛同していないようだ。
彼が提案するのは、子供向けのベーシックインカムとでもいうべき制度。たしかに、子供を扶養する世帯が豊かになれば選択肢が増えるため、待機児童も減少するはず。
とはいえ介護士の不足が現状で深刻なのは間違いない。今回のゲストで「まちの保育園」を運営するナチュラルスマイルジャパン株式会社代表取締役社長である松本理寿輝氏によれば、東京都の保育士求人倍率は66倍。1人の保育士を66の保育園が欲しがっている状態だ。
こうした状況なのに、保育士資格を持っている中で実際に保育園で働いているのは2人に1人。残りの半分に働いてもらうためにも、保育士の賃上げは有効そうだが……。
ホリエモン「保育士資格を撤廃すれば?」
実際に松本氏も、保育士の賃上げという案には賛成している。賃上げが難しいならば、家賃補助などの制度面を充実させるというやり方もあるだろう。
そんな中でホリエモンが提案するのは、そもそも保育士資格を撤廃すること。彼は保育士に資格が必要な状況だと、これを簡単には就けない職業だと敬遠されてしまっている可能性があると考えている。
現在、保育士になるには大学の教育学部などで専門の授業を受けた後に教育実習をこなす必要があるので4年間を修行に当てる必要がある。
しかし、こうしたカリキュラムはみっちり詰め込めば1ヵ月程度でこなすことも可能なため、免許合宿のように受講を強制にすれば資格はいらないというのがホリエモンの考えだ。
たしかに、これが実現すれば高卒で行くあてがない人などが講座を受けて保育士になることもできる。保育園側に受け入れ体制を用意させて見習い制度などを始めれば、こうした人々の受け皿にもなるはずだ。
あまりに深刻な保育士不足だが、アプローチの手段は色々ある。制度を強化するのではなく、撤廃することで障壁を下げるホリエモンの提案はもしかしたら大きなブレイクスルーにつながるかもしれない。
ホリエモンが保育士の増加について語った『堀江貴文のQ&A「資格の必要性とは!?」〜vol.920〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!
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