ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。
『堀江貴文のQ&A「AIは利用せよ!!」〜vol.913〜』では、ホリエモンがAIに仕事を奪われることを心配する質問者に厳しくコメント。
今回取り上げたのは、「作詞家になる(できればそれだけで食べていく)のが夢です。そこで懸念しているのはAIの台頭です。AIの技術が発達することによって、作詞家の仕事もいずれ取って代わられてしまうのではないかと思っています」という質問。
ホリエモン「AIのことを心配する前に手を動かそうよ!」
ホリエモンは「んー、AIは例えば秋元康風の作詞をするみたいなのは得意だと思うんだけど、全くのオリジナリティを出すところまでは今のところ行く感じがしないね」と回答。
作詞家の仕事がAIに奪われるかどうかを懸念する作詞家志望の質問者。しかしホリエモンは、そもそもそんなことを悩んでいる時点でダメだと質問者を強く批判。
「作詞家が夢なら、AIがどうとか言わずに自分で作れよ」というのがホリエモンの見解。たしかに、将来的にAIが作詞できるようになったとしても、自分がやりたいと思っているのならとりあえずやってみるべきだろう。
これには今回のゲストで八王子PR特使でもあるバンドのフラチナリズムで作詞をしているモリナオフミ氏もこの意見に賛成で、「正直AIがどうとか考えたこともない」と素直に告白した。
自分が目指す仕事がなくなるかもしれないのはたしかに怖いかもしれないが、そんなことを気にせずにとりあえず手を動かす人でなければ、そもそも作詞家になることはできないのではないだろうか。
ホリエモン「AIを使って作詞すればいいんじゃない?」
質問者の姿勢に疑問を抱きつつも、ホリエモンは現状のAIには作詞家の仕事を完全に奪うような力はないと予想している。回答にもあるようにAIが得意としているのは、パターン認識による模倣だ。
例えば現在ではビートルズのような歌詞や星新一のようなショートショートといった、既存の作家を真似た文章を自動で生成できるのがAIの強み。シナリオに明確な法則性があるハリウッド映画の脚本も、将来的にはAIが作るようになるとホリエモンは予想している。
その意味では、完全なオリジナルを作るのはAIではなく人間の役割になるかもしれない。だとすれば、人間の作詞家が必要とされる時代はまだまだ続くだろう。
さらにホリエモンは、そうした時代にさらなる希望も持っている。彼によれば、将棋の藤井四段が若いのにあそこまで強くなれたのはAIとの対局を重ねたから。
将棋のAIの実力はすでに人間を超えたと言われているが、そうした新分野をバカにすることなくむしろ吸収しようとしたのが、彼の実力を飛躍的に高めたのだ。
仮にAIが作詞をできるようになったからといって悲観する必要はない。むしろそれを使いこなして、自分にしかできない仕事をできるようになればいいのだ。
ホリエモンがAI時代の働き方について語った『堀江貴文のQ&A「AIは利用せよ!!」〜vol.913〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!
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