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ホリエモン「無料イベントのドタキャン率知ってる?」\イベント運営の意外な裏側

野口直希

2017/12/08(最終更新日:2017/12/08)


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ホリエモン「無料イベントのドタキャン率知ってる?」イベント運営の意外な裏側 1番目の画像

  ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。

 『堀江貴文のQ&A「イベント集客の心得!?」〜vol.912〜』では、ホリエモンが自説にケチをつける質問者に、イベント運営の裏側を話した。

 今回取り上げたのは、「チケット転売についてです。音楽ライブ・講演会等のチケットは、ほとんどの場合は儲かる最大限ではなく一般客が手軽に聴ける程度に設定されていると思います(主催者メリットは、ほどほどの儲け&一般客との交流&見込み客への投資)。

 堀江さんも、例えば『一般の人にもホリエモン祭りへたくさん来て欲しい、家族連れも大歓迎』ということで原価ギリギリのセール価格500円で売り出したとして、転売ヤーが買い占めて3000円に高騰し、会場は割とガラガラで参加者は高値を出した堀江さん信仰者ばかりとなると、堀江さんも怒るのではないでしょうか」という質問。

ホリエモン「僕はそんなアホなことはしないよ(笑)」

ホリエモン「無料イベントのドタキャン率知ってる?」イベント運営の意外な裏側 2番目の画像

 ホリエモンは「それだと単に転売ヤーが損するだけ。そんな非合理的なことするわけないじゃん(笑)。しかも、『一般の人にもホリエモン祭りへたくさん来て欲しい、家族連れも大歓迎』ということで原価ギリギリの500円で売り出すようなアホなことはしない(笑)」と回答。

 現在のライブや講演会のチケット費用についての質問。現在のチケットの値段は儲かるためというよりは、どんな人でも気軽に訪れることができるような良心的な設定になっているというのが質問者の主張だ。

 どうしてこんな主張をしているのかいうと、それはおそらくホリエモンが主張するライブチケットについての提言に反対するためだ。ホリエモンは現在一律になっているライブチケットに、ライブ後の握手権などをつけた高額なVIPチケットを販売するように提案している。

 おそらくはこうした部分的な値上げ案に反対すべく質問者は、ホリエモンが「一般の人にもホリエモン祭りへたくさん来て欲しい、家族連れも大歓迎」として安くチケットを販売した時に転売ヤーだらけになったら嫌だろうと反対意見を投げかけているのだ。

ホリエモン「無料イベントって晴れでも2〜3割がドタキャンするんだよね」

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 「要は僕にケチをつけたいだけだよね」とホリエモンが言うように、質問者の意見は「他人は他人」で片付けてしまえる程度の内容だ。

 ホリエモンは回答で示しているように、質問者のいうやり方だと転売ヤーが損するだけなのでもっといろんな人の需要に対応できるように、高額チケットを用意した方が良いと考えている。

 もちろんどちらかが正解だというわけでもないが、ホリエモンの主張は決して独善的な主張ではなく、そもそもアメリカなどでは普通に行われている内容だ。高い金額を払ってでも豊かなサービスを受けたい人にそうした機会を提供するのは、単なる荒稼ぎとは違うはずだ。

 また、ホリエモンはただ闇雲にチケットの値段を安くすることで、チケットを買った参加者のキャンセルが増えるという問題点も指摘している。

 イベント運営に慣れていない人はやりがちだが、例えば無料イベントだと当日の天気が晴れであっても2〜3割はドタキャンするのが普通なのだそう。だから運営側はあらかじめ満席の120%程度の量を打っておかなければ、会場をいっぱいにすることはできないのだ。

 今回の質問者のように、ホリエモンの主張の「高い値段で販売する」という部分だけを見て批判する人もいるが、サービスを高額で提供することは消費者にとって必ずしも悪いことではない。

 需要と供給が一致した値段でサービスを提供するのが最大幸福をもたらすというのは、資本主義の根幹的な思想のはずだ。

  ホリエモンがこれからの書籍販売戦略について語った『堀江貴文のQ&A「イベント集客の心得!?」〜vol.912〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!


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