読書を始めて、途中で投げてしまう人は多く存在するだろう。なにも長い作品に限った話ではない。雑誌記事や新聞でも、途中で億劫になってしまう人はいる。
そんな中、Microsoft創業者であるビル・ゲイツ氏は「読み切れない本はそもそも読まないようにしている」と米ビジネスメディア、Quartz誌によるインタビュー映像にて発言。今回は『ビル・ゲイツ氏の読書方法』を書き起こす。
『ビル・ゲイツ氏の読書方法』
僕は途中で投げてしまうような作品は最初から読まないようにしている。
#1:余白にメモを取る
読書をするときは集中していなければならない。ノンフィクション作品を読むときは特にそう。新たな知識とすでに持っている知識がちゃんと結びつけられているかどうかね。
余白にメモを取ることはコンテンツについて熟考していることを確かにしてくれるんだ。
本の内容と自分の考えが一致しないと、読み終わるまでにかなりの時間がかかることもある。余白にびっしりと書き込むことになるからね。
そうなると実際、少し苛立たしい作業だよ。「読み切りたいから何か肯定できることを言ってくれ」って懇願しながらね(笑)。
#2:読み終えられない本を読まない
今読もうか決めかねているのは『Infinite Jest(デヴィッド・フォスター・ウォレス氏による1996年の作品)』という小説。というのも『人生はローリングストーン(2015年)』という映画をとても気に入ったから。
劇中、作家のデヴィッド・フォスター・ウォレス氏はとても興味深い、視野の広い人間として登場するんだ。もし本が200、300ページ程度だったら間違いなく映画を観た直後に没入するのだけど、『Infinite Jest』はかなりの長編で内容は複雑ときた。
その作品だけ特別扱いしたくないからね。読み切る、というのは僕のルールだから。
#3:紙の本>電子書籍
そのうち電子書籍に乗り換えるけど、夜に紙の雑誌や書籍を読むのに慣れているんだ。遠出するときにたくさんの本を持っていくから馬鹿馬鹿しくなるけどね。かさばるし、時代遅れかもね。
(映像に「これはまねしない方がいいかも」というテロップ)
#4:1時間まとまった時間を取る
ちゃんとした作品を読むのであれば、その都度1時間は読みふけりたい。そうでないと「何を読んでいたっけ?」となるだけだから。
読書というのは5分間読んでその後10分間読む、みたいにあちらこちら行くものではない。雑誌の記事や短いYouTube映像はそういった時間に当てはまるかもしれないけどね。
僕は毎晩1時間ちょっと読書をしている。現在読書中の本を手に取って、読み進められるようにね。
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