仕事もプライベートも幅広く着こなせて、スマートで品良く見える。そんな“着回し力”に優れたイタリアブランドのパンツをブランドストーリーとともにご紹介する。
■JACOB COHËN/ヤコブ コーエンの「J666」
人気作に腰回りや股上にゆとりを加味
美しいシルエットの名作「J622」の美点はそのままに、9分丈のキャロットシルエットへ改良した今季の新作。3万9,000円(ヤコブ コーエン GINZA SIX)
About Brand
1985年創業。テーラードジーンズという概念を生み出した、イタリアンデニムの代表的存在。立体裁断とアイロンワークによって、ドレスパンツさながらの美しいシルエットを描くデニムが代名詞。
■INCOTEX/インコテックスの「30」
滑らかな生地でドレス感が高まる
スーパー100'sウールによる、強いハリと上品な光沢が特徴。長めの持ち出しなど本質を求めた作りが随所に。3万4,500円(スローウェアジャパン)
About Brand
1951年創業。伊パンツ専業ブランドの中でも、屈指の実力派。体型補正効果のあるパターンをいくつも開発し、メンズパンツに美脚という意識を生み出した。ドレスに加え、カジュアルラインも充実する。
■GTA/ジーティーアーの「バイロン」
柄で遊べる旬な九分丈パンツ
ワンプリーツながらスリムなシルエットで、プリーツブームを作り出した「バイロン」。控えめな格子柄ゆえにオンオフ使いやすい。3万2000円(八木通商)
About Brand
1955年創業。パンツ専門ファクトリーとして始まり、1999年に自社ブランドを設立。リブパンツやプリーツパンツなど、トレンドに先駆けたモデルは数知れず。コンフォート性の高い履き心地にも定評あり。
■PT01/ピーティーゼロウーノのスーパースリムフィット
オンスタイルの定番に旬と艶をプラス
オンで使いやすい定番のビジネスシリーズがワンプリーツ仕様に。カシミヤが6%混ざったフランネル生地で上品な光沢も魅力。3万4000円(PT JAPAN)
About Brand
2008年創業。ブランドとしての歴史は浅いが、半世紀以上の歴史のあるメーカーが母体とあって技術は確か。クラシックとモダンが融合したパンツは、明確なコンセプトを掲げ、細部のギミックは高評価。
■GIAM'S ARCHIVIO/ジャブスアルキヴィオの「マサッチョ」
見栄えするイージーパンツの決定版
イージー仕立てによるリラックススラックスの代名詞「マサッチョ」。軽量でストレッチ性のあるウール×ナイロン地を採用。3万円(エフィーエヌ)
About Brand
1953年創業。スラックスからデニムまで幅広く展開するパンツ専業ファクトリー出身ブランド。美脚ラインはもとより、イージースラックスやナイロン混トラウザーズなど、新しいパンツの開拓も。
■BRIGLIA 1949/ブリリア 1949のツープリーツパンツ
由緒正しきファクトリーがつくるクラシック
深みのある色柄使いに加え、2プリーツやフラップポケットなど、ヴィンテージな雰囲気を漂わせる。2万7000円(トヨタトレーディング プレスルーム)
About Brand
30年以上も続くパンツ専業ファクトリー発祥の新ブランド。メイドインイタリーながらも、良心的な価格が魅力。ディテールワークに定評があり、コンセプトを細部まで徹底させる高い技術力を有する。
■BERWICH/ベルウィッチの「サケ1P」
大胆シルエットを今季は品よく穿く
深めのワンプリーツとワイドテーパードが特徴のモデル。キャメル色のヴィターレ・バルベリス・カノニコ社のサキソニー生地で上品顔に。2万9000円(アマン)
About Brand
1975年にパンツ専業ファクトリーとして創業するが、2007年にオリジナルブランドを展開。100%イタリア製にこだわりながらも、そのデザインは多国籍&ボーダーレス。大胆な遊び心あるモデルが多数。
■ATNTRE AMIS/アントレ アミのワンプリーツパンツ
シックな色気で艶気のあるコーデュロイ
ワンプリーツに、テーパードを効かせ、素朴なコーデュロイが旬顔に。濃厚なボルドーならブラウン感覚で使える。2万9000円(インターブリッジ)
About Brand
2007年創業。腰回りにゆとりを持たせつつ、ナポリらしいテーパードの効いたシルエットが特徴。先代が生地屋とあって、生地にも精通しており、ストレッチ入り生地でノンストレスな穿き心地を誇る。
■CELLAR DOOR/セラードアのツープリーツパンツ
高い実用性を備えるコンフォートクラシック
ツープリーツでクラシックトレンドを強めた。腰回りのゆとりに加え、ストレッチを効かせたウール混の生地で快適だ。2万7000円(阪急メンズ東京)
About Brand
2013年創業。パンツ専業ブランドとしては新鋭だが、ファクトリー自体は3代目を数える実力派。メゾンのOEMも手がけるとあって、モードなエッセンスもにじむ。独創的な生地使いもその魅力。
[MEN'S EX 2017年11月号の記事を再構成]
撮影/若林武志 スタイリング/四方章敬 文/安岡将文
※表示価格は税抜き
参考記事:土日も使えて結局、お得…“着回し力”で選ぶ!イタリアブランドの秋冬パンツ9選
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