ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。
『堀江貴文のQ&A「大手でなくてもOK!?」〜vol.904〜』では、ホリエモンが自費出版と大手出版社からの発売の違いについて語った。
今回取り上げたのは、「個人で、メンタルサポート系のコンサルティング事業をやろうと思っています。セルフブランディングのために出版が有効かと思い、とりあえず献本用に数百部とAmazonのみ流通させる自費出版を検討していますが、自費出版でもブランディングに効果はありますか?」という質問。
ホリエモン「セルフブランディングならKindleの1円販売でもいいんじゃない?」
ホリエモンは「Kindleの安い本とかが良いよ!」と回答
セルフブランディングのために本を出版したいが、自費出版でも問題がないかを尋ねた今回の質問。結論から言うとホリエモンは自費出版でも問題ないし、また紙の本ではなく電子書籍で構わないとアドバイスしている。
紙よりもKindleの方が良いのは、値段のつけかたによって大きく売れるようになることもある点。1円や無料でストアに流せばランキング上位に食い込み、そこから人気を獲得できる場合もある。
一方で今回のゲストで本の要約サイト「flier」を運営する株式会社フライヤー取締役CFO/COOの苅田明史氏は、せっかく自費出版するならkindleだけではもったいないと主張。また、自費出版を請け負う会社の中にもただ出版をしてくれるだけの会社と書店へ本を置くところまでやってくれることがあり、根ははるものの後者を勧めている。しかしホリエモンの意見は、どうやらこれとは完全に逆なようだ。
ホリエモン「『うんこ漢字ドリル』の文響社って知っている?」
そもそもホリエモンは出版社からの出版と自費出版の違いを、音楽でいうメジャーレーベルからの発売とインディーズからの発売と同じだと説明。この観点で考えてみればゴールデンボンバーやモンゴル800など、インディーズ発でヒットしている人はいくらでもいる。
他ジャンルである音楽を参考にするのは、音楽は比較的データ容量が軽く、コンテンツ産業の中で最初にイノベーションが起こると言われているジャンルだから。ここからホリエモンは、インディーズ=自費出版であってもヒット作を出すことは十分可能だと考えているのだ。
そこで彼が挙げるのは、『うんこ漢字ドリル』や『人生はニャンとかなる』シリーズで人気を博す文響社。名前だけを見ると老舗出版社に見えるが、実は同社はまだ創業して10年ほど。『夢をかなえるゾウ』で有名な水野敬也氏が、リーマンショックで失業した友人と一緒に立ち上げた会社だ。
新興出版社がヒット作を連発するベースには、日々の地道な書店営業があるのだとホリエモン。草の根で少しずつ本を置かせてもらい、それがヒットにつながった姿はまさにインディーズレーベルの逆転劇。
だから安価な自費出版で本を作ったとしても、その後の努力次第でいくらでもヒットさせることができるというのがホリエモンの見解だ。
ホリエモンがこれからの書籍販売戦略について語った『堀江貴文のQ&A「大手でなくてもOK!?」〜vol.904〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!
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