ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。
『堀江貴文のQ&A「投票率の裏側!?」〜vol.898〜』では、ホリエモンが投票率の向上について意見した。
今回取り上げたのは、「若い世代がしっかり選挙に行かないと、票数を稼げる老人向けの政策ばかり実行されてしまう。と思い、毎回投票に行っているのですが、結果を見るといつも若者の投票率は惨憺たるもので虚しくなります。若者の投票率が劇的に上がる方法は何かないでしょうか」という質問。
ホリエモン「スマホで投票だろうね、もちろん」
ホリエモンは「スマホで投票」と回答。
若者の投票率を上げるための施策を尋ねた今回の質問に対して、ホリエモンの提案するスマホでの投票は若者ならずとも多くの人が望むものだろう。
すでに技術的には難しくないであろうスマホ投票だが、今回のゲストで日本維新の会代表の松井一郎氏はその実現は容易ではないと考えている。
そのひとつの理由は、そもそも若者の投票率アップを望んでいない人がいるからだ。例えば、現行の公職選挙法のおかげで利得を享受している現職議員からすれば、投票率が上がるとしてもそんな施策に手を貸そうとはしないだろう。
なぜ現職の議員には若者の投票率を上げたくないと考える人がいるのか?大きな理由はこれまで彼らが築いて来た年齢が近しい人による後援会の存在。
昔の付き合いなどで後援会に入ってくれた人は確実に投票してくれるが、そうでない若者は彼らにとってリスクなのだ。
ホリエモン「公職選挙法は色々と不便!」
後援会の問題とも大きく関わるが、松井氏はそもそもいまの公職選挙法にも変えるべき点はたくさんあると考えている。簡潔に言ってしまえば、選挙のための作業に対する制限がかなり多いのだ。
例えば、活動で撒くためのビラには全て専用の証紙を貼らなければならないし、スタッフには給料を払ってはいけない。選挙に出馬したことのあるホリエモンによれば、給料を払うことが認められているのは選挙カーの運転手とウグイス嬢だけなのだとか。
ちなみにホリエモンは出馬の際、彼のビラを腕章(協力者は全て申請し、活動の際にはそれを明示しなければならない)がついていない人間が撒いていたと連絡があったのだそう。その正体はホリエモンの母親で、「僕が危うく逮捕されるところだったよ!」と驚いたのだという。
ホリエモンくらい知名度があればボランティアスタッフもすぐに集まるが、そうでない候補者に協力してくれる人の多くは後援会の人々。だから彼らにとって後援会はかなり重要だし、そうでない人の投票率が増えて欲しくないという思いがあるのだ。
LINEでマニュフェストを一覧してそのまま投票できればかなり便利だとホリエモンは話すが、現実的な利害関係の面から、こうしたアイデアが実現するのはそう簡単ではなさそうだ。
ホリエモンが投票率アップについて語った『堀江貴文のQ&A「投票率の裏側!?」〜vol.898〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!
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