社会人になり、気づけばやってくる「結婚ラッシュ」。
友人から届く結婚式の招待状に嬉しい気持ちがある反面、「結婚式って何を着ていけばいいのか?」と悩む人もいるのではないだろうか。
そこで今回は結婚式のスーツの着こなしマナーや着こなしのNG例、20代〜30代のビジネスパーソンにおすすめのハイコスパなスーツブランドを紹介したい。
知らないと恥ずかしい! 結婚式スーツのNG着こなしマナー
結婚式のスーツの着こなしマナーについて詳しく解説する前に、まずは「超基本知識」として“結婚式に出席する男性ゲストのNGな着こなし”を見ていきたい。
これから結婚式ゲスト用のスーツを購入する男性や、手持ちのスーツでコーディネートを考えている男性は、まずはNGな服装の一覧をチェックしておこう。
結婚式で避けるべき「男性ゲストのNGスーツスタイル」
- 白、明るいグレー、ピンクなど「白っぽい色のスーツ」
- 「ブラックスーツ×黒ネクタイ×黒シャツ」など全身黒のスーツスタイル
- ポケットチーフ無しなど、「出勤スタイルのスーツの着こなし」
- “動物の殺生”を連想させるアイテム(ヘビ革、ワニ革、スエード、アニマル柄)
- ボタンダウンのシャツ、太めのベルト、くるぶし丈ソックスなどのカジュアルアイテム
- 足元アイテムに「白ソックス」「ブーツ」はNG
【アイテム別】結婚式の男性ゲストの服装ルール
結婚式に出席する際にどんな服装で行けばいいか困ったときは、NG服装リストの服装は避けておこう。
また、少し結婚式の服装にこだわりたいという男性は、以下に紹介するアイテム別の服装ルールを確認してみてほしい。
結婚式の男性ゲストの服装ルール:アイテム①「スーツ」
白っぽい色のスーツは新郎の服装と被ってしまうため、NGとされている。
結婚式に出席する際は、「ブラック、濃紺、チャコールグレー」などのダークカラーのスーツを選ぼう。
結婚式の男性ゲストの服装ルール:アイテム②「シャツ」
シャツに関しては「黒シャツ、派手柄シャツ、ボタンダウンシャツ、カラーシャツ」を避けておくのが無難だ。
二次会だけの出席であれば、カラーシャツなどのややカジュアルなアイテムでも問題ないが、とくにこだわりがないのであれば「ホワイト」「ライトブルー」のシャツを選ぶとよい。
また、シャツの襟は「レギュラー」「ワイドカラー」がおすすめ。
スタンダードなレギュラーよりも襟羽がやや長いワイドカラーは、着る人の“大人としての魅力”を高めてくれるアイテムだ。
20代のころとは違う雰囲気を出したいという人は、ぜひ挑戦してみてはいかがだろうか。
結婚式の男性ゲストの服装ルール:アイテム③「靴下」
結婚式では、くるぶし丈タイプの靴下や白い靴下はNG。
結婚式に履いていく靴下の色は「黒」とだけ覚えておけば問題ない。
結婚式の男性ゲストの服装ルール:アイテム④「靴」
結婚式に履いていく靴は、「ストレートチップ」「プレーントゥ」の紐付きの黒い革靴が最適。
おしゃれな革靴にある穴飾り(メンダリオン)は、フォーマルな場面ではあまり好まれないため控えておこう。
また、フォーマルさを追求するのであれば「内羽根式」で、靴紐の結び方をシングルにするのがおすすめだ。
結婚式で着用する「革靴」を選ぶときのポイント
- 最もフォーマルな革靴「ストレートチップ」を選ぶのがベター
- 内羽根タイプのストレートチップにすると更にフォーマルに
- 穴飾り(メンダリオン)のある革靴は避ける
結婚式スーツ(礼服)の種類
結婚式にふさわしいスーツにはいくつか種類があり、TPOによって以下のように分かれている。
結婚式に相応しいスーツの種類
- 正礼装:モーニングコート(昼:結婚式、披露宴で着用)、タキシードや燕尾服(夜:日没以降の結婚式に着用)
- 準礼装:ブラックスーツ、ディレクタースーツ
- 略礼装:ダークスーツ(ネイビー、チャコールグレーなど)
結婚式に着用するスーツの種類①:正礼装「モーニングコート、燕尾服、タキシード」
最もフォーマルな「正礼装」はモーニングコート、燕尾服、タキシードの3種類。
結婚式や披露宴の時間によって着用するものが異なり、昼間の結婚式ではモーニングコート、日没以降のナイトウェディングではタキシードと燕尾服を着用する。
伝統ある専門式場や格式高いホテルのナイトウェディングに招待された場合は、黒のタキシード、黒の蝶ネクタイ、ポケットチーフの定番コーデで出席しよう。
ナイトウェディングの定番スーツコーディネート
- 黒のタキシード×黒の蝶ネクタイ×ポケットチーフ
結婚式に着用するスーツの種類②:準礼装「ブラックスーツ、ディレクターズスーツ」
正礼装の次にフォーマルな「準礼装」であるブラックスーツやディレクターズスーツは、昼間の結婚式で用いられる。
ちなみにディレクターズスーツは結婚式の主賓、上司向けのアイテムだ。
若手ビジネスパーソンが昼間の結婚式に出席する際は「ブラックスーツ×レギュラーカラーシャツ×シルバーグレーのネクタイ」が最も無難といえるだろう。
困ったらこれ! 結婚式の無難スーツスタイルに必要なアイテム
- ブラックスーツ
- レギュラーカラーシャツ(白)
- シルバーグレーのネクタイ
- シルバー系のポケットチーフ
結婚式に着用するスーツの種類③:略礼装「ダークスーツ」
招待状に「平服でお越しください」と書かれている場合に用いる「略礼服」。
新郎新婦との関係が友人、会社の同僚などの一般招待客が着用するダークスーツは、ブラックだけではなく、暗めのネイビーやチャコールグレーなどの色味があるアイテムでもOKだ。
友人スピーチ担当者に最適な「スーツの種類」とは?
友人スピーチを頼まれた場合、ダークスーツはNGだ。
昼間の結婚式であればブラックスーツかディレクターズスーツを、夜であればタキシードを着用するのがマナーである。
結婚式スーツスタイルのファッション小物マナー
結婚式スーツスタイルの小物マナー:①「ネクタイ」
結婚式で着用するネクタイは「白」「シルバーグレー」が基本。
少しおしゃれしていきたいという男性には、通常のネクタイよりも太剣の幅が広い「アスコットタイ」がおすすめだ。
19世紀のイギリスでモーニングコートに合わせるためのネクタイとして生まれたアスコットタイだが、現代ではさまざまなスーツをエレガントに彩るアクセサリーとして使われている。
「ハレの日には普段よりもおしゃれしたい!」という男性は、ぜひアスコットタイを使ったスタイリングを試してみてほしい。
結婚式スーツスタイルの小物マナー:②「ポケットチーフ」
結婚式のスーツスタイルに欠かせないのが「ポケットチーフ」。
ポケットチーフの色は、ネクタイと同系色のアイテムを選ぶとまとまりのあるコーディネートになる。
ハリ感のあるリネン素材のポケットチーフを「スリーピークス」という折り方で胸元に挿し込めば完成だ。
折り方については下記の動画を参考にしてみてほしい。
結婚式スーツスタイルの小物マナー:③スーツに使うアクセサリー
結婚式ならではのおしゃれをするならば、忘れてはいけない小物が「アクセサリー」。
ネクタイピン、カフスボタン(カフリンクス)、ラペルピンなど、フォーマルな祝いの席だからこそ使えるアイテムがある。
さり気なくおしゃれをしたい男性は「ネクタイピン」と「カフスボタン(カフリンクス)」だけにするのがおすすめ。
個性を出したいというメンズは、あまり派手すぎないラペルピンで胸元を飾ろう。
結婚式のスーツスタイルにおすすめのアイテム
結婚式スーツスタイルにおすすめのアイテム①:ブラックスーツ
■THE SUIT COMPANY クラシック 2つボタンスーツ ペンシルストライプ:¥20,520(税込) どのタイプの会場にもマッチするブラックスーツは、1枚持っておくと安心だ。
こちらは細いストライプの入った柄物だが、あまり目立つものでなければ結婚式でも着用OK。2つボタンがクラシカルで華やかな印象にしてくれる。
THE SUIT COMPANY(ザ・スーツカンパニー)のリーズナブルな価格設定も嬉しいところ。
結婚式スーツスタイルにおすすめのアイテム②:ネイビースーツ
■nano・universe REDA ICESENSE S110s JK ¥32,400(税込 ※ジャケットのみの価格) 近年の結婚式のスーツスタイルで人気を集めている濃紺やチャコールグレーといった色味のダークスーツ。
結婚式を想定して買うなら、ジャケットを脱いでもカジュアルすぎない、ベストつきのスリーピースタイプを選ぶのがベター。
こちらのネイビースーツは、上質な見た目ながら清涼感に優れているという機能性も兼ね備えたアイテムだ。
nano・universeならではの細身なシルエットに仕上がっているため、スマートな着こなしを楽しみたい人におすすめ。
結婚式スーツスタイルにおすすめのアイテム③:チャコールグレースーツ
■THE SUIT COMPANY 『FILO D'ORO』【リバーシブルジレ・スリーピース・保温】2つボタンスーツ無地:¥32,832(税込)
こちらは細身のシルエットでスマートな雰囲気を演出してくれるスリーピースのグレースーツ。
ジャケットはフォーマルなシーンに嬉しい「形成安定加工」が施されており、型崩れしにくい仕様。
また、アウトドアアイテムにも使われる素材で、体温をコントロールしてくれる効果も。
屋外に出ることの多い結婚式でも活躍してくれそうだ。
さらに、中に着ているベストはリバーシブルになっており、幅広いコーディネートを楽しめる。
後ろのデザインにも凝っているため、ぜひチェックしてみてほしい。
結婚式スーツスタイルにおすすめのアイテム④:ベスト
■TAKA-Q リバーシブルジレ:¥5,175(税込)
「手持ちのスーツにベストを合わせたい!」というメンズは、ベストだけ買い足してみよう。
こちらのベストは、グレーとブラックのリバーシブル使いができる2WAY仕様であるため、スーツの着回しがより楽しめるアイテムになっている。
結婚式スーツスタイルにおすすめのアイテム⑤:白のレギュラーカラーシャツ
■TAKA:Q 形態安定(ノーアイロン)ブロードレギュラーカラービジネスドレス長袖シャツ:¥2,689(税込)
結婚式で最も無難なシャツ「無地の白」。
パステルカラーでも問題ないが、フォーマルで清潔感のある白は最も汎用性が高くおすすめだ。
また、襟はレギュラーカラーかワイドカラーで。カフスは目立ち過ぎないものをお好みでつけよう。
こちらはシワになりにくくお手入れがしやすいレギュラーカラーシャツ。
何枚あっても便利なドレスシャツだ。
結婚式スーツスタイルにおすすめのアイテム⑥:白のワイドカラーシャツ
■THE SUIT COMPANY ANTONIO LAVERDA ホワイトレーベル メランジツイルワイドカラーシャツ:¥6,264(税込)
こちらのワイドカラーシャツは、イタリアの有名シャツメーカーの創業家、アントニオ・ラヴェルダ氏とのコラボレーションブランドのアイテム。
上品な光沢とすっきりとしたシルエットがドレッシーで、クリーンな雰囲気を高めてくれる。
結婚式スーツスタイルにおすすめのアイテム⑦:フォーマルな白ネクタイ
■URBAN RESEARCH DOORS LIFE STYLE TAILOR フォーマルネクタイ:¥5,940(税込)
結婚式のネクタイの基本は、やはりクリーンな白。
無地の白シャツに華を添えるならば、シルク100%の上品な素材感がおすすめ。
白地にさりげなく入った織柄のドットがおしゃれさを演出するフォーマルネクタイだ。
映画キングスマンにもフィーチャーされたこちらのネクタイはまさに一級品と呼べる代物。
結婚式スーツスタイルにおすすめのアイテム⑧:シルバーグレーのネクタイ
■TAKA-Q チェックアーガイルツインリングナロータイ 6.0cm幅:¥3,447(税込)
白以外でフォーマルなネクタイのカラーといえば、シルバーグレーだ。
こちらのシルバーグレーのネクタイは、上品な光沢とリングがVゾーンを華やかに仕上げてくれる。
ネクタイの太剣の幅が6.0cmとやや細めであるため、スマートなジャケットにぴったりだ。
結婚式スーツスタイルにおすすめのアイテム⑨:サックスブルーのネクタイ
■Perfect Suit FActory ネクタイ クラシコモデル ストライプ サックス:¥3,580(税込)
少しカジュアルなシーンなら、ビジネスにも使いやすく、結婚式にも好まれるサックスブルーやピンクのネクタイもおすすめ。
結婚式に用いるネクタイとしてNGな「不幸を連想させる黒っぽい色」は、くれぐれも選ばないように気をつけてほしい。
サックスブルーの爽やかな印象で、パーティを盛り上げよう。
結婚式スーツスタイルにおすすめのアイテム⑩:白のハンカチ
■THE SUIT COMPANY ドビーライン コットンハンカチ:¥540(税込)
結婚式のアイテムとして忘れがちなのが、普段のスーツスタイルでは使わない真っ白なハンカチ。
シンプルなデザインのものを選べば、お葬式でも使えるため、一枚持っていて損はないアイテムだ。
結婚式スーツスタイルにおすすめのアイテム⑪:内羽根ストレートチップの革靴
■UNITED ARROWS:¥34,560(税込)
結婚式スタイルの仕上げに、シューズは最もフォーマルなブラックの内羽根ストレートチップを。
上品な艶を纏ったレザーで上品に見える革靴だが、裏側がゴムソールになっているため快適な歩行を保証しれくれる。
ビジネスから冠婚葬祭まで、幅広いシーンに対応してくれる優れものだ。
リーズナブルな価格でも上品に見えるアイテムだが、ビジネス兼用で新たにシューズ購入する場合は少し高めものを選んでみるのもいいだろう。
友人の大切な人、それも初対面の人々が集まる結婚式では、とくに守っておきたいファッションマナー。
直前になって慌てて用意せずに、前もってビジネスシーンにも使えるお気に入りのアイテムを揃えて、結婚式に参加しよう。
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