先日発売されたiPhone 8に続き、11月にはiPhone Xの発売が予定されており、着々とスマホからイヤホンジャックが消えている。
その影響なのか、AirPodsを装着してる人を徐々に街で見かけるようになり、BOSEからも完全ワイヤレスイヤホンが発表された。
下記のグラフから、トレンドはBluetooth対応モデルになりつつあり、その中でも「完全ワイヤレスモデル」が新たな市場を形成すると分析できるだろう。
そんな中、ついにソニーが完全ワイヤレスイヤホンを10月7日に発売する。ここでは、満を持して登場した「WF-1000X」のスペックを見ていこう。
ソニー製完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000X」
まずはこの美しいフォルムに注目したい。Bluetoothのアンテナとなっている透明部分はLEDに照らされて光るようになっている。
カラーはブラックとゴールドの2色で、ユニセックスに使いやすいく、スーツスタイルにもマッチするだろう。
装着時はこんな感じ。他社製と比べてコンパクトとまでは言えないが、マットな質感が見た目にもスタイリッシュ。
フィット感は抜群で耳から落ちる心配なし?
完全にワイヤレスだと「満員電車で落ちたらどうしよう」と心配になってしまうかもしれないが、装着時の安定感も「WF-1000X」の強みの1つ。
イヤホンには耳深くまでフィットする「ハイブリッドイヤーピースロング」が4サイズ、「トリプルコンフォートイヤーピース」が3サイズ、そしてイヤホンの位置を自分で調節できる「フィッティングサポーター」(両サイドの凸)が2サイズ付属されている。
特に「トリプルコンフォートイヤーピース」は長時間でも快適にフィットするだけでなく、高い遮音性も確保されている。
業界最高クラスのノイキャン機能がとにかくすごい!
ソニーと言えば、他社製には戻れないくらいの美しい音質が売り。それが、この小さな完全ワイヤレスイヤホンではさらに快適になっているという。
特にソニーの強みである、こだわりのノイズキャンセル機能には注目したい。左右独立型ヘッドホン最高クラスが搭載されており、もちろんイヤホンで直接操作できるのだが、すごいのはそれだけではない。
シチュエーションに合わせて自動でノイズ調整!
なんと、移動スピードで行動パターンを検知し、最適なリスニング環境を自動で設定してくれる世界初の機能を搭載している。
この設定は予め、「Headphones Connect」という専用アプリから、自分で設定することができる。
リスニングモードが切り替えられるシチュエーション
- 止まっている時
- 歩いている時
- 乗り物に乗っている時
- 走っている時
リスニングモードの種類
- ノイズキャンセル
- 外音取り込み-ボイスモード
- 外音取り込み-ノーマルモード
例えば、乗り過ごしたくない通勤時の電車内。「乗り物に乗っている時」の設定を「外音取り込みのボイスモード」にしておけば、手動で切り替えることなく、音楽も駅名もすんなり聞けるというわけだ。
これで、満員電車に妥協することなく音楽が楽しめるなんて嬉しい!
弱点は充電&再生時間?
連続再生時間は最大3時間で、充電ケースで2回分充電できるため、出先でも合計9時間楽しめる。
持ち運びにも便利な上、ケースから出すだけでイヤホンに電源が入り、機器とペアリングされるからとても重宝するだろう。
ただし、ライバルであるAirPodsが、連続再生5時間、充電ケースの使用で「24時間以上聴き続けられる」ことを謳っている。「WF-1000X」の最大の弱みを上げるとすればこの点だろう。
しかし、近年では長距離移動の際にUSBポートのある乗り物も少なくなく、長時間の外出であればどこかで充電できることも多い。24時間聴き続ける必要もないビジネスパーソンにとっては、十分なスペックではないだろうか。
完全ワイヤレスイヤホンの起爆剤となったAirPodsと比べても、音質の良さやデザインなど、ソニーらしい強みを備えて登場した「WF-1000X」。
防水や小型化など、機能性が上がる余地は残っているものの、実勢価格が3万円を切っていることを考えると現時点では妥当に思える。実際、発売を控え、予想を上回る予約がされているようだ。
ぜひ、家電量販店などの店頭でその快適さと高音質を一度体験し「WF-1000X」の良さを味わってほしい。
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