ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。
『堀江貴文のQ&A「証拠を見せろ!?」〜vol.887〜』では、ホリエモンが意外な方法で成功した漫画家のエピソードを紹介。
今回取り上げたのは、「『ワンパンマン』という漫画をご存知でしょうか。ネット発の漫画でネットで原作がすべて公開されているにもかかわらず累計750万部と人気の作品です。アメリカのAmazonではベストセラーにもなっています。
なぜネットで公開されているにもかかわらず、こんなにも売れるのでしょうか? 漫画本には、番外編として限定の話が1話ぐらい掲載されているだけです。それでも作品が面白いから購入するのでしょうか。それともその付加価値を求めて買っているのでしょうか」という質問。
ホリエモン「紙として持っておきたいのと作者へのお布施の面が強いんじゃないかな」
ホリエモンは「僕もWebで連載されている漫画を買うことがあるよ。それはまとめてワンパッケージで読めるという利便性と、作品愛が強ければ番外編も読みたくなるということじゃないかな。
あとは作者への投げ銭的な思いもあるのでは。あるいは、紙で形になっているものを読みたいというニーズだね」と回答。
Webで無料連載されている漫画が紙でも売れている理由を尋ねた今回の質問。その理由をホリエモンは、主にいちいちブラウザやアプリを開くのが面倒なWebと違って紙でまとまって手にできる点と、作者や作品への愛着の強さからくるお布施的な意味だと答えている。
とはいえ質問者が例に挙げた『ワンパンマン』は、Webと紙では全くと言っていいほど別物。ONE氏がネットで全公開している原作はラフ画のような作画だが、「となりのヤングジャンプ」で読める村田雄介氏版は、商業漫画の中でも屈指の作画レベルだ。
『アイシールド21』などで知られる村田氏は、集英社で『ワンパンマン』を扱うと聞いてすぐに自分がやりたいと手を挙げたのだとか。ストーリー自体は基本的に一緒だが、Web版とコミック版の違いが見逃せない作品もかなり存在するのだ。
「なんで漫画家は連載なんてしているんだろう?」
一方ホリエモンは、Webと紙面での漫画について『中国嫁日記』を連載する井上純一氏のケースを紹介。中国での工場経営がきっかけで国際結婚した井上氏は、自身の奇想天外なエピソードを漫画にしようと出版社に持ち込んだが、ことごとく断られてしまったのだという。
持ち込みに失敗した出版社の数は、なんと10社以上。絶対に面白いと確信していたネタが通らないことに悩む井上氏だが、あるとき先輩にその理由をズバリ指摘される。
それはあまりに前例が少ない話のため、出版社側からすれば売れるという確証が持てないから。「要は編集者ってサラリーマンだから、売れるとわかるデータがないと納得しづらいんだよね」とホリエモンも解説。そしてアドバイス通りにWebに掲載した結果、一気に人気を獲得したのだとか。
最終的にはアクセス数を出版社に持ち込むどころか、以前ボツを食らった出版社側から企画を持ちかけられるほどに。現在は紙面でも展開しているが収入源としてはWebの方が強く、ホリエモンによればそれだけで数百万は稼いでいるのだとか。
そんな井上氏はホリエモンに、「なんで漫画家は連載なんてしているんだろう」と怒りの感情すら露わにしたという。井上氏はさらにLINEブログに移転して広告の貼り方などを習得。出版社に踊らされることなくどんどん収益を上げている。
「僕がやっているマンガ新聞でもこのことは載せたんだけど、こういう情報はきっと価値があるはず」とホリエモン。出版社に認められることだけが漫画家として大成する道だという固定観念は強いが、実際はそんなことは全くない。今回の質問もそうだが、Webと紙での作品の関係はかなり多様だし、人によって何が向いているかはやってみないとわからないのだ。
ホリエモンが漫画家の成功方について語った『堀江貴文のQ&A「証拠を見せろ!?」〜vol.887〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!
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