ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。
『堀江貴文のQ&A「日本は遅れている!?」〜vol.883〜』では、ホリエモンがオートバイ業界の今後とEVについて語った。
今回取り上げたのは、「二輪(オートバイ)販社で働くものです。先月ホンダが販売網の集約を発表しました。
結果的に引き続きフルラインナップを扱いたい販売店の中には店舗の増改築、または移転して新たに出店せざるを得なくなる販売店もあります。
私としては、ユーザー数の減少並びに、店主の高齢化も進んでおり新たな加盟要件に対応する販売店が多いとは思えず、加盟店は減少するのではないかと予想しています。
メーカーには、販売店が新しい加盟要件に対応する為に、メーカー側に支払う加盟店参加料的なものが発生するメリットがあると思います。この他に、メーカー側がこのような施策を行う意図は何があるのでしょうか?」という質問。
ホリエモン「EVの登場で市場が縮小しているからだね」
ホリエモンは「そりゃ、市場が縮小しているからでしょ、普通に」と回答。
二輪車の販売について、ホンダが行った販売網集約の理由を尋ねた今回の質問。ホリエモンはその大きな理由は、市場自体の縮小にあると考えている。
オートバイ市場に影響を与える要因としてホリエモンが挙げるのは、EV(Electric Vehicle)やパーソナルモビリティ。端的にいえば、バイクに変わる移動体が現れるかもしれないということだ。
もしかしたら、仕事が終わったらその時に座っていた椅子が起動して目的地まで自動で連れていってくれるかもしれない。
移動という概念そのものが変わるくらいの大きな変化が、これから起こるかもしれないのだ。
ホリエモン「中国ではもうEVは当たり前だよ?」
ホリエモンによれば、実は海外ではすでにかなりEVは一般的になっている。例えば上海では、EVが音もなく車を抜き去っていくような光景は全く珍しくない。さらに深センでは、電動以外のバイクは環境への影響から禁止されているのだそうだ。
日本では電動スクーターを目にすることなどほとんどない。そう意味では、すでに日本はかなり時代遅れなのだ。
さらに、EVの隠れたメリットにはぶつからないことや部品点数が少ないことによる壊れにくさがある。
しかしこれも、車体メンテナンスによって利益を上げる既存のバイク店からすれば受け入れづらい。テスラ・モーターズは初めはディーラー経由で販売しようとしたが、こうした事情で断念したのだ。
「すでに日本はかなり遅れていると思われているよ」とホリエモン。このような事情が把握できれば、バイク店の需要が下がっていくことにも納得できるはず。
このまま趣味人向けのお店として維持するのか、時代に対応していくのか。バイク店はいま、岐路に立たされているのかもしれない。
ホリエモンが移動体のこれからについて語った『堀江貴文のQ&A「日本は遅れている!?」〜vol.883〜』動画が観たい方はコチラからどうぞ!
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