ジェフ・べゾス氏は言わずもがなAmazon.com社の共同創設者兼CEOである。そんな彼はプリンストン大学で電気工学と情報科学を学ぶ。
彼は2009年、母校からインタビューを受ける。
そのインタビューで彼は「Kindleについて」「失敗の重要性」「過去の自分に言いたいこと」「学生へのアドバイス」をした。
「心から興味あることを探すこと。それを追求しなさい」
0:12~2:52まで抜粋
僕の名前はジェフ・べゾス。僕はプリンストン大学で電気工学、情報科学を学び、1986年に卒業した。Amazon.com社の共同創業者兼CEOが今の僕の仕事さ。
Kindleについて
Kindleはワイアレス式の電子書籍。今からだと(注:インタビューは2009年のもの)3年以上前から始めた。もしかしたら5年以上前かも。
Kindleのコンセプトは紙媒体の核となる特性を捉えて、それ以上のものにすること。
読者は読書時、インクやのり、縫い目や紙のことを考えていない。
著者の世界に入り込み、現実世界が消えていくんだ。それがKindleで達成したかったこと――つまり、デバイス自体が消えて読者が著者世界にのめり込めるような、シンプルな仕組みのもの。
失敗は必要なもの
失敗はイノベーションや発明には必要不可欠な要素。成功することを知っていたら、それは実験とは言わないよね。
だから、発明をしたりイノベーションを起こしたいなら、失敗はつきもの。失敗を避けることはできないよ。
学生と過去の自分にアドバイス
もし過去に行って、大学生だった自分自身にアドバイスができるとしたら、「自身の決断や努力にプライドを持て。しかし、才能にプライドを持つな」かな。
才能を祝福し、享受するのは構わない。でも、プライドは持つな。決断と努力にプライドを持ちなさい。
プリンストン大学での思い出
プリンストンでの1番いい思い出は、偏微分方程式の問題集を終えたこと。最悪の思い出は、偏微分方程式の問題集を始めたこと(笑)。
学生へのアドバイス
プリンストン通いたての1年生に「何に焦点を向ければいいか」アドバイスをするとしたら、それはシンプルなものだよ。
簡単とは限らないが、「心から興味のあることを探そうとすること。そしてそれを追求しなさい」。
もう1つの方法は、「何が一番金になるか見つけること」かもしれない。でも、その方法は成功しない傾向にあると思う。
波についていくのは、非常に難しい。心から愛していることの中枢に自分を置き、波が自分のことを見つけてくれるのを待った方がいい。
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