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旅行会社の新たな可能性?ホリエモンも注目する「メディカルツーリズム」

野口直希

2017/08/22(最終更新日:2017/08/22)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。

 『堀江貴文のQ&A「熱意があればチャンスもある!?」〜vol.870〜』では、ホリエモンが近年徐々に注目を集めているメディカルツーリズムについて解説。

 今回取り上げたのは、「メディカルツーリズム専門の旅行代理店の起業にはチャンスがあると思いますか?

 日本は高度な医療技術はある一方で、英語対応が可能な医療関係者が少ないことや、千葉県にある亀田総合病院の様なリゾート型治療施設が少ない、混合医療がまだ解禁されていないなど、まだ大々的に海外にアピールできるだけの下地がないという課題もあります。

 JTBには既にメディカルツーリズムを専門に旅行代理業を展開する部門があるそうですが、現状は海外の法人客がメインで、インセンティブツアーとして“オマケ程度”に健康診断を組み込むのが過半数とも聞きます。

 そんな中、ベンチャーがこの分野(メディカルツーリズム専門の旅行代理店分野)に参入するのはアリだと思いますか? メディカルツーリズムが発展していないことが企業側の努力不足なのか、政治的・市場的な原因なのか知りたくて質問しました」という質問。

ホリエモン「メディカルツーリズムはこれから可能性がある!」

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 ホリエモンは、「アリなんじゃない? 単にリーダーシップや熱意がある人がいないだけのような気がするよ」と回答。

 メディカルツーリズム専門の旅行代理店を始めたいという今回の質問者。メディカルツーリズムとは、簡潔にいってしまえば治療のために行う旅行のことだ。

 例えば肝臓ガンの原因だといわれるC型肝炎は最近なら治療可能になってきたが、治療費には2,000〜3,000万円ほどかかってしまう。

 とはいえ、日本では一時期問題になったように医療現場での注射器使い回しが原因になっていることが多く、高額医療補助も充実しているため治療にかかる費用はかなり少ないとホリエモンは話す。
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 しかし、海外では話は別。中国では費用の問題の他にC型肝炎の悪質なコピー薬の流問題まである。

 そこで治療を目的に来日する人が増えてきているというわけだ。

ホリエモン「チャンスはあるけど熱意がある人が少ないよね」

 上記の例ならばビザの詐称や日本の補助制度を旅行者が使うなど、メディカルツーリズムには色々と問題も付きまとうのだが、それはそれとしてホリエモンはメディカルツーリズムのビジネス化の需要は高いと考えている。

 ビジネスのチャンスはあるが、そのために乗り越えるべき問題が少なくないという意味では、今回のゲストである町井恵理氏が関わる、アフリカに置き薬を届ける医療支援団体NPO法人AfriMedicoも同じ。
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 発展可能性の高いアフリカには日本から参入できるビジネスチャンスもたくさんあるが、やはり過酷な状況を現地の人と切り開いていくためには相当の覚悟が必要。

 町井氏は青年海外協力隊でニジェール共和国で活動するうちに、アフリカの人のために何かをやってあげたいという思いが芽生えてきたそう。

 質問者も同じかもしれないが、困っている人のために何かをしたいという思いはビジネスになりうる可能性を秘めている。

 とはいえホリエモンが繰り返すように、事業として成立させるのは簡単ではない。金儲けのためというよりは誰かを助けたいという熱い想いが、可能性がある事業を収益化できる段階にまで引き上げてくれるのではないだろうか。

 ホリエモンがメディカルツーリズムについて語った『堀江貴文のQ&A「熱意があればチャンスもある!?」〜vol.870〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!


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