ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。
『堀江貴文のQ&A「知恵を絞れ!!」〜vol.866〜』では、ホリエモンがクーポンサービスで集客するか迷う飲食店経営者をバッサリ。
今回取り上げたのは、「グルーポンやランチパスポートなど、50%オフなど大幅値下げで集客するサービスをどう思いますか?
理屈的には初回だけ大幅値下げで新規顧客をゲットできるという意義がある点は理解できるのですが、『割引されてて当然。安くないと行かない』というユーザーが増えてしまうことも否めないと思います。
そういうユーザーを気にしないのか、こういうサービスは消費者をダメにするからやめるべきという前提で対抗するサービスを考えたほうがいいか、迷ってます」という質問。
グルーポンもスーパーのチラシも、やっていることは同じ?
ホリエモンは、「まあそうなんだけど、格安業態ってどうせそんな客しか来ないんだから、宣伝と割り切ればありなんじゃない? ホットペッパーのユーザー層と同じだよ」と回答。
グルーポンなどの大幅な値下げで顧客を集客するサービスを利用すべきかを尋ねた今回の質問。
割引につられた新規客を獲得できる一方で、安くなった際にしか来客する価値がないと思われてしまうことを質問者は恐れているようだ。
会社の福利厚生として手軽にふるさと納税ができる「やま福」を運営する株式会社やま福 代表取締役社長の丹下大氏は、このようなサービスは「スーパーの卵10円の特売チラシと一緒」と解説。
結局のところ、似たような手法が昔から繰り返されているだけなのだ。
どちらも割引率につられた新規客を呼び込むことができるが、それがリピーターになるかどうかは切り離して考えなければいけないという点も全く一緒だ。
丹下氏によれば、チラシによる宣伝が多い宅配ピザ屋は、なんと9割が新規客なのだとか。
ホリエモン「頭を使わないなら『リクルート税』を払うしかないでしょ」
一方ホリエモンは、回答で示しているようにかなりドライな反応。「そういう業態なんだから、使うなら『安かろう悪かろう』と割り切るしかない」とコメントしている。
このような「ホットペッパービューティに出さないと集客できない人」に対してホリエモンは、「リクルート税だと思って使うしかないんじゃない?」とさらに追撃。
要は、自分でマシな集客方法が思いつかないのなら、リクルートに課金する他ないということだ。
それが嫌だからホリエモンは、いつも自分なりの方法を見つけるために知恵を絞ってきた。
「リクルートのサービスを使ったことはないよ。仕事を頼まれたことはあるけど」と堂々と言い切るホリエモン。一長一短な他人のサービスを使うのが嫌なら、それを超える集客方法を自分で実践すればいいのだ。
むしろホリエモンは、「みんな、なんで知恵をしぼるのが嫌いなんだろう」と安易に他人のやり方に乗っかる人のことを不可思議だとすら思っている。
ホットペッパーやグルーポンが万能なサービスだとは誰も思っていないはずだが、自分なりに知恵を絞ってもそれ以上のアイデアが出てこないのなら、割り切って「リクルート税」に頼るしかない。
集客方法ひとつとっても、どれだけ自分なりに頭を使えるかどうかでとれる施策はずいぶん変わってくるはずだ。
ホリエモンがリクルート税と集客方法について語った『堀江貴文のQ&A「知恵を絞れ!!」〜vol.866〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう