文字入力は、メールの文章作成やSNSの投稿など、iPhoneを使ううえで必要不可欠な操作だ。
しかし、毎日iPhoneを使っていても、「人の名前をひと文字ずつ変換するのが面倒」「IDやパスワードをスムーズに入力できない」と思うことがあるだろう。
ここでは、文字入力の時短化につながるテクニックを紹介する。日々のiPhone操作をスマートとにこなすために役立てよう。
①よく使う言葉は「ユーザ辞書」に登録
人名や珍しい地名などは、予測変換欄に正しい漢字が表示されないことがある。
そんなときは、単語とその読みを登録できる「ユーザ辞書」を使おう。
まずは、入力した漢字をドラッグし、表示されたメニューから「ユーザ辞書」を選択。
次の画面で正しい読みを入力し、「保存」をタップする。これで、ユーザ辞書への登録が完了した。次回以降同じ読み方を入力すると、予測変換欄に登録した単語を表示できる。
②メールアドレスを「ユーザ辞書」に登録
自分のメールアドレスを入力する際、アルファベットや記号の入力を面倒に感じることがある。そんなときも、「ユーザ辞書」の読み方を登録する機能が役立つ。
例えばユーザ辞書にメールアドレスを「めあど」という読み方で登録すれば、「めあど」と入力するだけで、予測変換欄にメールアドレスを表示できる。
どんなに長いメールアドレスも、ワンタップで入力することが可能だ。
まずは「設定」を開き、「一般」→「キーボード」の順にタップしよう。
次に、「ユーザ辞書」を選択し、「+」をタップする。
「単語」にメールアドレスを、「よみ」に読み方(ここでは「めあど」)を登録して、「保存」をタップ。
文字入力画面「めあど」と入力すると、予測変換欄に表示されたメールアドレスを表示できる。
③住所は「郵便番号」で一発変換
住所を入力する際、その長さにうんざりする人も多いだろう。
実は、ある言葉を入力すると、住所の一部を予測変換欄に表示できる。
そのある言葉とは、郵便番号。入力時、ハイフンは入れなくてもよい。
なお、場所によっては住所が表示できないこともあるので注意しよう。
④日付は「きょう」や「ことし」と入力して変換
メールの作成中、日付を間違えて入力し、郵便物が希望の日に届かなかったり、送信先に迷惑をかけてしまったりした経験はないだろうか。
そんな失敗を繰り返さないためには、日付を「きょう」や「きのう」、「ことし」といった言葉で入力するのがおすすめすだ。
「きょう」と入力すれば、その日の日付が、「ことし」と入力すれば、その年の西暦や和暦、干支が予測変換欄に表示される。
⑤「フリック入力のみ」設定で文字入力を効率化
日本語から英字や数字モードに切り替えるとき、切り替えアイコンを連打するのが面倒に感じることはないだろうか。
実は、文字入力設定を「フリックのみ」にすると、切り替えアイコンをキーボード上でひとまとめにできる。
モードを切り替える度にアイコンを連打しなくてよいことはもちろん、現在使っているキーボードから使いたい入力モードに直接移行できるので、操作ミスの減少にも役立つだろう。
まずは、「設定」を開き、「一般」→「キーボード」の順にタップ。
次に、「フリックのみ」のスイッチをオンにしよう。
左が「フリックのみ」をオンにしたときの、右がデフォルトのキーボードだ。
キーボードの左上に、英字や数字に切り替えるためのアイコンが表示されたことがわかる。
⑥大文字を連続で入力する方法
英字キーボードを使ったIDやパスワードの入力は、普段の文章作成よりストレスを感じることが多い。
例えば大文字を連続で入力する際など、大文字への変換アイコンをひと文字ずつタップしていると、誤ってほかの文字をタップしてしまうことがある。
ここでは、変換アイコンをいちいち押さなくても、大文字を連続入力できる方法を紹介しよう。
英字キーボードを表示したら、キーボードの左下にある矢印のアイコンをダブルタップ。
これで、大文字を連続入力できる。デフォルトの小文字入力に戻すには、矢印のアイコンをタップすればよい。
⑦1文字だけ数字を入力
IDやメールアドレスを入力するとき、数字を1文字だけ入力することがある。そのとき、多くの人は数字入力モードに切り替えているだろう。
しかし、数字モードに切り替えたあと、英字モードに戻るための切り替えアイコンをタップするのは、入力する文字数が多ければ多いほど、面倒な作業になる。
英字のなかに1文字だけ数字を入力する方法があるのをご存知だろうか。まずは、数字モードへの切り替えアイコンを長押ししてみよう。
切り替えアイコンを長押ししたあと、そのまま指を入力したい数字へスライドすれば、指を離すと同時に数字を入力できる。
入力後は何もしなくても英字モードに戻るので、切り替えアイコンをいちいちタップする必要もないのだ。
⑧1カ所だけ記号を入力する方法
メールアドレスやパスワード入力時には記号を使うこともある。数字や大文字より使用頻度は低いだろうが、それでもモードを切り替える手間は最小限に抑えたいものだ。
ここでは、数字モード使用中に1か所だけ記号を入力する方法を紹介する。記号モードへの切り替えアイコンを長押しすることで、入力モードを1文字だけ変更することが可能だ。
アイコンを長押ししたあと、入力したい記号に指をスライドさせよう。指を離せば入力は完了だ。
⑨URLのドメインを一発入力する方法
URLを入力する際、「.jp」や「.com」などのドメインの入力に手間取ったことはないだろうか。
「.」を入力したつもりが「,」を入力してしまい、正しいページにジャンプできないこともあるだろう。
ここでは、英字キーボードからドメインを一発入力する方法を紹介する。はじめて入力するURLでも、打ち間違いを減らせるだろう。
キーボードを英字モードに切り替え、キーボードの右下にある「.」を長押しする。メニューにドメインが表示されたら、そのまま使用したいドメインまで指を動かそう。指を離したら入力は完了だ。
なお、起動したアプリによっては、キーボードに「.」ボタンが表示されず、ドメインの一発変換ができないこともあるので、注意が必要だ。
⑩キーボードを片手で使いやすくする方法
手が小さかったり、画面サイズが大きiPhone 7 Plusを使っていたりすると、片手でのキーボード操作が難しいことがある。
そんなときは、専用アプリを使ってキーボードを小さくするのもひとつの方法だ。
ここでは、「片手キーボードPRO」という有料アプリを使って、キーボードを使いやすいサイズにカスタマイズしていく。
まずは、使用できるキーボードに「片手キーボードPRO」を追加しよう。
「App Store」からアプリをインストールしたら、「設定」を開き、「一般」→「キーボード」の順にタップ。次の画面で再度「キーボード」をタップしたら、「新しいキーボード」をタップしよう。
次の画面で「片手キーPRO」をタップ。もう1度「片手キーPRO」をタップしたら、次の画面で「フルアクセスを許可」のスイッチをオンにしよう。
文字入力時に「片手キーボードPRO」を使うには、キーボード上で地球儀のアイコンを長押しし、「片手キーPRO」をタップする。
次に、画面の中央にあるアイコンをタップ。キーボードの四隅にある青い線をドラッグし、キーボードの大きさを好みの大きさに調整しよう。
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