ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。
『堀江貴文のQ&A「狙いを定めろ!?」〜vol.864〜』では、ホリエモンが地方特産品を扱ったサービスを始めたいという人に意外なアドバイス。
今回取り上げたのは、「虎屋の地域限定商品など、その場所に行かないと買えない地域限定商品のお取り寄せアプリを制作しようと思います。
そういうものに特化したフリマアプリを作ろうと思うのですが、どうでしょうか? 「ZOZOフリマ」のように店舗ごとにカテゴライズしていくイメージです」という質問。
秘書を対象にすれば効果アリ?
ホリエモンは、「ニッチすぎて流行らない気がする。わざわざそのためにアプリをインストールしないよ。やったとしても逸品をひとつひとつ丹念に取材して、じっくり売っていくサイトになるだろうね」と回答。
その地域でしか買えない限定商品に特化したフリマアプリの可能性を尋ねた今回の質問だが、あまりにニッチなため需要が少ないというのがホリエモンの見立て。
やるとしたら商品の魅力にしっかりフォーカスし、丁寧なブランド感を前面に出すべきだろう。
このままだとちょっと成立しづらそうなサービスだが、会社の福利厚生として手軽にふるさと納税ができる「やま福」を運営する株式会社やま福の取締役 丹下大氏は一捻り加えて、「秘書が使えば1個無料でもらえるなどの特典をつければ?」と提案。かなり突然のアイデアに見えるが、一体どういう意図なのだろうか?
ホリエモンも経験があるようだが、社長が会食で使う店や贈答品は秘書が独断で決めていることもある。秘書のネットワークで良い店、良い品が共有されているのだ。
彼らは良い品を注文するものの実際にそれを口にするのは社長のみで、秘書は自分が頼んだ品を食べたことがないというケースもしばしば。
そこで普段買うだけの秘書がちょっと特するような機会を作ればいいというのが丹下氏の意見。たしかに、質問者が想定するサービスの利用者層と秘書はバッチリ合致しそうだ。
ホリエモン「企業にもサンプルを送りたいという需要は確実にあるよね」
実際、地方特産品の中にはこうした社長同士の贈答などを視野に入れて優遇しているものも存在するそう。
例えばホリエモンが挙げるのは、贈答品として人気もある紀州梅。1つ数百円もする梅をサンプルとして送ってくれるので、美味さはもちろんそのサービス精神にも惹かれてついつい利用してしまうのだとか。
この例からわかるのは、特産品の作り手にもサンプルを送りたいという需要が確実に存在しているということ。
以前はサンプル希望者を集めたサイトなどがあったと丹下氏は語るが、最近はあまり話を聞かないそう。
質問者が想定しているのはおそらく一般消費者向けの特産品販売だが、このようにターゲットをもう少し逸らすだけで印象は変わってくるかもしれない。
特産品といえば、丹下氏たちのようにふるさと納税と絡めることでまた違った可能性も見えてくるだろう。
一見なんでもECで買えるように思えるが、実は現地に行かなければ手に入らないものはたくさんある。こうした目に入りづらい価値を提供するサービスはニッチだが、だからこそ場所によっては強い需要があるのだ。
ホリエモンが地方特産品の意外な需要について語った『堀江貴文のQ&A「狙いを定めろ!?」〜vol.864〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!
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