ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。
『堀江貴文のQ&A「宅配業界にイノベーションを起こせ!?」〜vol.861〜』では、ホリエモンがヤマト運輸の再起に向けて、自身もライブドア時代に重視していた宅配業の要素について語った。
今回取り上げたのは、「ヤマト運輸は時間指定の見直しなどを検討しているようですが、他社が追随することはまずないでしょうから、自分たちのサービスを下げるだけになってしまうと思います。
ドローン宅配の実用化が待たれる昨今ですが、すぐという話でもなさそうです。堀江さんがもしヤマトの社長だったら、どう乗り切りますか?」という質問。
ホリエモン「Amazonが成功した理由の1つは『箱』だよ!」
ホリエモンは、「小規模EC店頭用のソリューションを強化するね」と回答。
過剰労働の緩和として時間指定宅配の一部撤廃などを決めたヤマト運輸が、業界での1人負けを避けるための方法を尋ねた今回の質問。
ホリエモンがいう店頭用ソリューションの強化とは、一例を挙げれば「箱」だ。
今回のゲストで株式会社Labit代表取締役の鶴田浩之氏が運営する本のフリマアプリ「ブクマ」に対しても、「発送用の箱は扱わないの?」と質問するホリエモン。
実はホリエモンはライブドア時代にもかなりダンボール箱に意識を払っており、「アマゾンが伸びた理由の1つは箱だよ!」と言い切るほどだ。
ガムテープでぐるぐる巻きにしてあって開けるのが面倒など、考えてみれば不便な要素が山積みの宅配用のダンボール箱。
ネットなどでは無駄に大きいことが叩かれがちなAmazonの箱だが、実はトラックの荷台に無駄なく積めるよう設計されており、カッターナイフなしでも開封可能な点も含めてかなり画期的なのだ。
ホリエモン「ヤマト運輸も自分で箱を作ればいいよね」
こうした点からホリエモンは、「ヤマト運輸やヤフオクは箱を売ればいいのに、どこもやらない。いっそ僕が箱の会社をやろうかな?」とまで言い出すほど。
ヤマト運輸は一応は自社製の箱もあるものの、まだまだ改善点はあるはず。
鶴田氏が配送用のダンボール箱で面倒だと思うのは、捨てるときにかさばる点。そこで例えば地面に埋めたら土になるような箱を作れば、多少コストがかかっても使用したい人は多いはず。
質問者もいうように一部時間指定撤廃などの配達者の負担を減らす施策をとった以上、それ以外の点で他社への優位を示す必要があるのだ。
他にも、Amazonでは近くにいて手が空いている人に荷物を運んでもらう、Uber eatsのようなC2C配達にも手を出している。
こうした施策はその気になればすぐできるはずだが、現状のヤマト運輸ではセキュリティ面などへの配慮から手を出すことはなさそう。
宅配業にはまだまだ改善点がたくさんあるというのがホリエモンの見解。これまでのように配達員に負荷をかけるのとは違った方向で強みを出していかなければ、ヤマト運輸はそのまま遅れを取るのではないだろうか。
ホリエモンが宅配業界の要について語った『堀江貴文のQ&A「宅配業界にイノベーションを起こせ!?」〜vol.861〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!
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