ソフトバンクロボティクスとソフトバンクは、ヒト型ロボットPepperがコーヒーを無料で提供するサービス「ロボカフェ」を7月19日から8月2日までソフトバンクショップ3店舗に試験導入する。
「ロボカフェ」では、Pepperがコーヒーを注文した人の顔とコーヒーの種類を記憶し、次回以降の来店で前回注文したものと同じコーヒーを勧めてくれる。
このサービスは、ソフトバンク銀座、表参道、六本木の3店舗で体験可能。手持ち無沙汰になりがちな待ち時間で、Pepperとのコーヒータイムを楽しめそうだ。
Pepperがコーヒーを勧めてくれる
「ロボカフェ」は、ネスレ日本の「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ i(アイ)」とPepperが連携したサービスだ。
Pepperの顔認証機能を活用することで、来店者の顔とコーヒーの好みを記憶。
2回目以降の使用では、前回頼んだコーヒーと同じものをすすめてくれる。まずは、1回目の利用の流れを見てみよう。
Pepperに「コーヒーを飲んでいきませんか?」と話しかけられる。
このときタブレットの「はい」をタップするか、実際に「はい!」と答えると、コーヒーの選択画面に進む。
選べるコーヒーは、「エスプレッソタイプ」「ブラック」「ブラック(マグサイズ)」の3種類。
コーヒーの濃さと量は、5段階で調整できる。
コーヒーの選択を終え、「バリスタ i」にカップをセットすると、Pepperから「頭をなでてください」という指示が。頭をなでると、コーヒーが「バリスタ i」から抽出される。
この抽出時間を手持ち無沙汰にしないのが、Pepperのすごいところだ。ニックネームの登録など、2回目以降の注文をスムーズにするための操作をこの間に行える。
Pepperと“お友達”になる
コーヒーを抽出している間に電話番号の入力画面が表示される。Pepperによると、Yahoo!ショッピングとロハコで買い物時のポイントが10倍になるキャンペーンがあるとのこと。
電話番号を入力すると、受け取ったメールから設定が行える。この手順は必須ではないので、省略しても問題ない。
次に、Pepperから「お友達になってくれますか?」とお願いされる。
ここで「はい」を選択すると、以前注文したのと同じコーヒーを勧めてくれたり、名前を覚えてくれたりと、Pepperとの距離が縮まるサービスを受けられる。
ここは迷わずPepperと“お友達”になりたいところ。
ニックネームの入力画面が表示された。画面を操作して名前を入力したら、1回目の「ロボカフェ」は終了。「バリスタ i」からコーヒーを受け取ろう。
2回目以降は“いつもの”コーヒーをおすすめ
2回目以降の来店で「ロボカフェ」を利用すると、Pepperが来店者の顔を認識し、前回頼んだものと同じコーヒーをおすすめしてくれる。
このとき、「~~さん!」と親しげに名前が表示されるのがうれしい。そのまま同じコーヒーを受け取りたい場合は、「注文」を選択しよう。
以上が「ロボカフェ」の概要だ。「バリスタ i」にクリーニングや給水が必要だと、明るく「スタッフ~」と呼ぶのもPepperらしい“ご愛嬌”だろう。
さらに、「バリスタ i」で抽出までの過程がうまく進まないと、「ごめんなさい、僕の調子が悪いみたい……」と自分でフォローを入れてくる。気まずい“間”さえも笑いに変えるあたりは、「さすがPeppr」と言わざるを得ない。
試験導入が7月19日から8月2日までと3週間程度なので、「2回目の来店前にサービスが終わってしまいそう」という心配はあるが、Pepperとこれまで以上にスキンシップを取りたい人は、訪れてみてはどうだろう。
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