ソフトバンクはVRでスポーツをする「WARPBALL(ワープボール)」の体験ブースをテレビ朝日で開催中の「テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭りSUMMERSTATION」(通称サマステ)でオープンした。
WARP BALLを開発したソフトバンクは、“通信によってどこにいても人とつながれる、遠く離れている相手とも楽しむことができる遊び”として、このVRを体験してほしいという。
そんな近未来スポーツと銘打たれたWARP BALL、実際に体験したレポートをお届けする。
WARP BALLとは?
最近はアニメの世界に浸ったり、ゲームを全身で体感できたりするVRが増えている。しかし、このWARP BALLは、1対1の対戦ゲームになっているのがポイント。
渋谷上空のステージで相手のゴールを狙い、光るボールを打ち合う空中戦が楽しめる。対戦にはグローブやバットを使用するため感覚としては野球やテニス、ドッジボールなどを混ぜたようなスポーツという印象を受けた。
試合のルールはいたって簡単。プレイヤーは円盤に乗り空を飛び、宙にふわふわ浮かぶ「光のボール」をグローブやバットで打ち合う。
サッカーのようにお互いの背面にゴールがあり、5点先取すると勝ち。試合時間は3分だ。
プレイヤーはまず、丸いステージに上がり、手にグローブをはめて、腰にバンドを巻き、頭にVRゴーグルを装着する。
腰に巻いたバンドは、ひもでバットがつながれている。想像していたよりもしっかりとした装備だ。
体を前後左右に傾けると、足下がゆらゆら揺れる。これは、ボールを打ち合うときに体重移動によってVR空間でも移動できる仕組みだからだ。
VR初心者の私には、難易度が高そうだ……と思いながら装着が完了した。
渋谷の夜空に浮かび、いざ空中戦!
VR空間に入ると、そこは誰もいない渋谷の街中。リアルな渋谷だ―――とキョロキョロ見渡していると、一気に高い空へと上昇。
雲を抜けた空の上には、東京ドームのように大きな会場が待ち受ける。観客席もあるドームを足下に、試合が始まった。
顔の右側に光るボールが出現し、それめがけてバットを振る。野球のようにボールを打って、手でキャッチして投げ返すこともできる。
プレイヤーがボールを追って手を伸ばしたり、体を反ったりする様子をはたから見るのも面白い。
ゴールすると目の前に得点が表示される。空振りしながらもどうにかラリーを数回続けた結果、3-5で私の負け。
ボールとの距離感や、前後左右の体重移動がなかなか難しいが、慣れるとラリーも長くなり、いい試合になるだろう。ボールをうまくバットにヒットさせて、光が勢いよく飛んでいくのは、爽快感があった。
しかし私の気分が最も上がったのは、負けたあとに渋谷の街へと落下していく瞬間だった。
ぐんぐん渋谷の街へと急降下する感覚は、絶叫系が好きな私も少し足がすくんだ。
この夏はサマステでVRを遊ぼう
このVR「WARP BALL」は、「テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り SUMMER STATION」のイベントブースで体験できる。
開催期間は7月15日から8月27日まで。土日は約50分待ち、平日は約30分待ちの状況だ。チケットは、全エリア共通のサマパス(税込価格:中学生以上2,000円、4歳~小学生1,000円)で入場できる。
ゲーム開始前にステージ上で記念撮影ができ、対戦終了後にスタッフから渡されるレシート上のQRコードを読み取ると、その画像が受け取れる。
SNSでシェアするのも楽しみ方のひとつだろう。
VRでスポーツ感覚を試すチャンス!
VRが人生初の私も楽しめた「WARP BALL」。サマステに足を運んだ際は、家族や友人同士で空中バトルをしに立ち寄るのもいいだろう。
ただ、ステージが揺れるので、乗り物に酔いやすい人にはおすすめしない。対象年齢は13歳以上だが、子供にとってはより難易度が増すだろう。
スポーツが得意な人も、そうでない人も、この夏は新感覚のVRスポーツで体を動かしてみよう!
テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り SUMMER STATION
WARP BALL
住所:東京都港区六本木6-9-1テレビ朝日本社アトリウム1F
入館時間:9:30~20:00
開催時間:10:00~19:00 ※最終受付時間18:50
開催期間:2017年7月15日(土)~8月27日(日)
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