あなた方の部下との関係は良好だろうか? 今Googleで「上司」と検索すると「上司 合わない」や「上司 嫌い」が検索候補に。
これだけでも、いかに多くの人が上司に不満を抱いているか物語っている。
今回は、動画「良い上司と悪い上司の違い」を書き起こす。この動画では起業家ビル・ランチック氏が「良い上司が持つべき考え方」を語った。
余談だが、彼はドナルド・トランプ氏がホストを務めていたリアリティー番組『アプレンティス(The Apprentice)』でトランプ・オーガナイゼーションに採用された初の候補者だ。
「良い上司というのは部下のモチベーション源を知ろうとする」
良い上司は厳しいけど、公平。要求は高いが、それを達成した時は報いるんだ。それが成功する企業を作る方法だと思う――ドナルド・トランプ氏(当時は実業家)のようにね。
達成不可能な目標を掲げたり、部下の勤勉さを認めない上司――君らもそんな上司にウンザリしているだろう?
良い上司というのは、部下のモチベーション源を知ろうとするものだ。全員が全員、収入をモチベーションとして働いているとは限らない。
ここニューヨークでは変に聞こえるかもしれないが、多くの人は感謝、賞賛を求めている。給与を必ずしも気にしているわけではない。
僕自身上司として、そうしようと心がけている。部下が何をモチベーションに感じているのかを知り、それで報いることによって活気づける。
悪い上司というのは、「俺のやり方でやるか、出てけ(My way or highway)」と言う人だ。
目標地点にどう向かおうと、かまうもんか。倫理的で公正な限り、僕とは違う手段でもいい。
悪い上司だったらきっとこう言う。「俺と同じ方法でやるんだ。これが俺のセールス方法だからな。だからこうしろ」とね。その方法がそもそも自分に合わないかもしれないし、上司の方法を使ってもそれほど成功できるとは限らない。
良い上司だったら「倫理的で公正な手段でこれを達成できるなら、そうしなさい」と言うだろう。
これが企業国家アメリカに「起業家精神を取り入れる」ということ。
思いやりが必要だし、従業員にも会社外の人生があることを理解しなければならない。
良い上司というのは、部下が「働くために生きている」のではなく「生きるために働いている」ことを知っている。
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