ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。
『堀江貴文のQ&A「人気になるための努力!?」〜vol.841〜』では、ホリエモンがまだまだムダの多い飲食店経営の改善ポイントを話した。
今回取り上げたのは、「個人やチェーンの飲食店向けにWebの提案をして行きたいと考えております。
近年、飲食店もIT化が進んでいるかと思います。高かったレジは、エアレジなどでコストが安くなっているようです。
飲食店の人が助かって、飲食店向けにビジネスをしている私の会社も役に立った対価をもらうような提案をしたいと考えているのですがどんな提案(アイデア)が良いでしょうか?」という質問。
ホリエモン「飲食店が欲しいのは席を埋めるためのシステム」
ホリエモンは、「やはり、予約を埋めるためのシステムだろうね。飲食店は客がずっといっぱいだと儲かるから」と回答。
Webを使った飲食店の経営サポート方法を尋ねた質問に対して、ホリエモンが提案したのは席を埋めるためのシステム。
超人気店ともなると数カ月先まで予約が埋まっているところもあるが、やはり飲食店に大切なのはとりあえず席を埋めること。
極端に単純化すれば、飲食店の利益は「満席率×客単価×回転率」なので、とにかく飲食店としては人を呼び込んでくれるサービスがほしいのだ。
その中でも特に最近注目を集める「Airレジ」などが力を入れているのは、ドタキャン対策。なんでもホリエモンによれば、大企業では最悪の事態を防ぐために忘年会の予約を複数店舗に跨って入れておくこともあるのだとか。
これでもし予約のキャンセル忘れが発生したら、店側は一気に数十人単位の空席が生まれることになる。飲食店からすれば、かなり大きな機会損失なのだ。
ホリエモン「飲食店もキャンセル料を取ればいいのにね」
今回のゲストで宿泊予約の権利を売買できるWebサービス「Cansell」を運営する
Cansell株式会社代表取締役の山下恭平氏は、宿泊施設の場合でも予約のキャンセル忘れや予約日付の間違いなどは少なくないと語る。
しかしホテルの場合は、多くの場所ではキャンセル料がかかるため一応の損害は免れる。
これを聞いたホリエモンは、「飲食店もキャンセル料を取ればいいんだよね」と強く提言する。しかし現状では、飲食店が問題視しているのは少しでも空席を減らすこと。
一時期流行ったグルーポンなどもその一例。
クーポンの利用で客単価が多少下がったとしても、店側としてはとにかく客を呼び込みたいのがよくわかるだろう。
居酒屋などの場合なら、とりあえず席についてもらえればビールやつまみなどを注文してもらえるという側面もある。
最近は仮想通貨などを使った事前決済の導入も進んでおり、飲食店でも予約キャンセルによる損失を回避できるようになるかもしれない。
それでも本丸となる客席を埋めるための施策は、多くのWebサービスが登場してもまだまだかなりの需要があるようだ。
ホリエモンが飲食店経営の改善点を語った『堀江貴文のQ&A「人気になるための努力!?」〜vol.841〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!
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