ホリエモンがマツコデラックス、ちきりんに憧れる理由「人を納得させちゃうキャラが良いよね」

　ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「見た目で有利になる！？」〜vol.828〜』では、ホリエモンが尊敬する発信者としてのちきりん氏、マツコデラックス氏の強みを語った。

　今回取り上げたのは「橘玲さん、ちきりんさん、決算が読めるようになるノート、Books＆Appsなどのような読み応えも独自性もあって、人のためになる文章は一体どうしたら書けるようになるのでしょうか？ ものすごい経験値が蓄積されているから書けるのでしょうか？

　僕はサラリーマン（ウェブマーケ、デザイナー、salesforceで社内の仕組み作りなど）を少し経験し、Amazonで商売をしてそこそこ豊かに暮らしている25才既婚です。そんなに特異な経験もなく、僕が書ける文章といえばサラリーマン辞めて自由になれてよかった、みたいな自己啓発っぽい内容くらいだなと。やっぱり人の為になる自己発信がしたいです」という質問。  

　ホリエモンは、「ネット上でもリアルでも、いろんな体験ができるよね。それをアウトプットすればいい。HIUに入るのも手だよ」と回答。

　読み応えもあって人のためになる文章を書く方法を尋ねた今回の質問。回答でホリエモンは人にはできない経験をして、それを発信するのをオススメしている。

　質問者が尊敬する発信者として挙げたちきりん氏だが、ホリエモンも彼女のことは評価しているよう。「すごくロジカルに喋るし、僕が言ったら反感持たれるようなことでも、あの人のキャラだと納得させちゃうんだよね」とかなりの褒めっぷりだ。

　同じ意味で彼が一目置いているのはマツコデラックス氏。発言内容もそうだが、特に重要なのが彼女たちのキャラ。「毒舌な内容でも『この人ならしょうがないな』と思わせるような部分があるキャラだと得するんだよね」とホリエモン。

　彼のキャラへのこだわりは強く「自分の名前でゆるキャラ作りたいもん」と意外な告白まで飛び出たほどだ。

　人に「しょうがないな」と思わせるキャラ作りで大切なのは、誰から見てもわかるような欠点を持っていることだとホリエモン。

　どこかの部分で劣っているとわかれば、人はその人の話をある程度気楽に聞くことができるからだ。

　今回のゲストでロープライスファッションをおしゃれにきこなす方法を紹介した『最速でおしゃれに見せる方法』などで知られるファッションバイヤーのMB氏もこれに同意する。

　このロジックをファッションに置き換えれば、ファッションモデルは素人にやらせるのが正解。MB氏もアイテムを紹介する際には、基本的には自分で着用しているようだ。

　最近は、「欠点」にフォーカスしたサービスも少なくない。そこでホリエモンは、「身長155cm以下の女性を対象にしたファッションメディアをやりたいんだよね」と発言。上げ底などのせいで気づきにくいが、実は男性が思う以上に身長の低い女性はたくさんいる。

　近年には肥満体型向けのメンズファッション誌が登場したこともあり、「かなりのブルーオーシャンかもしれない」とMB氏も高評価。

　「僕が身長低い人が好きなだけだけどね」とちょっとアウト気味な発言をするホリエモンだが、キャラの見せ方や個人の関心として、「欠点」に注目すればこれまでと違った目線を獲得できるのは間違い無いだろう。

  ホリエモンが説得させる話し方について語った『堀江貴文のQ&A「見た目で有利になる！？」〜vol.828〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ！