ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「一次情報を取ってる人が生き残る!?」〜vol.825』では、幅広いジャンルに精通するホリエモンが自身の情報収集法を話した。
今回取り上げたのは、「ファッションや美容のキュレーションメディアのネタ元に関する質問です。一日にかなりの本数の記事を配信しているかと思いますが、ネタ元はどこを参照しているのでしょうか? もちろん参照などせず自分で思いついたネタを執筆する場合もあるはずですが、オリジナルの記事をそんなにたくさん量産できる人など稀かと思います。
キュレーションメディアがほかのキュレーションメディアの記事をパクるなどもあるかと思いますが、基本どうやってネタ探しをしているのか気になります。インスタで気になるタグで検索、WEARで、雑誌のネタをまとめるなどなど。堀江さんがご存知の範囲でお願いします」という質問。
ホリエモン「僕の情報収集法はみんなとそんなに変わらないよ」
ホリエモンは、「僕もSNSやニュースアプリ、あとは人づてなどで情報を得ているね。基本的にはみんな変わらないのでは?」と回答。
ファッション系キュレーションメディアのネタ情報をどうやって収集すればいいかを尋ねた今回の質問。かなり多量の情報を収集しているように見えるホリエモンだが、そのソースはSNSやニュースアプリなど、意外と普通。簡単に人が知らない情報を手に入れる手段などなく、結局は毎日の積み重ねが大切なのかもしれない。
一方、質問者もいうように、みんながWeb上の情報をチェックしているためにキュレーションメディアが他のキュレーションメディアの情報をパクっているのが現状。そのため二次ソース、三次ソースと同じ情報が何重にも拡散され、キュレーションメディア同士でのパクリ合い合戦になっていることも少なくない。
そんな中で、今回のゲストでロープライスファッションをおしゃれにきこなす方法を紹介した『最速でおしゃれに見せる方法』などで知られるファッションバイヤーのMB氏が大事にしているのは、自分の足で情報を集めること。一見効率が悪そうだが、その方が他の人が書いていないネタが手に入りやすいのだとか。
ホリエモン「今になって一次情報の価値はどんどん上がっているよね」
情報収集のためにMB氏は、週に2日ほどを潰して自分で実際に洋服屋を回っているという。そこで見つかる新たなトレンドもあるかもしれないが、特にファッションの場合には服の風合いや色を知ることができるのが最も重要。
実際に目で見ないとわからない微妙な感覚は、ネットの情報からでは絶対に手に入らない。こうした部分を大切にすれば、対象自体は同じでも他の媒体にはない自分だけの情報を提供することができるようになるのだ。
そしてこのこだわりは、同業者への差別化にもなっている。ファッション感度が高くない人を対象にしたロジックを重視の解説というMB氏の強みをパクるファッションブログはかなりたくさん存在するようだが、その中でMB氏のように書籍を複数冊も出版するまでに至った人はいない。
ホリエモンも、「キュレーションメディア騒動があって、今になって一次情報の価値はどんどん上がっているよね」とMB氏の手法に賛同。さらに、「ネットってたまにこういうすごい人が出てくるんだよね」とMB氏をベタ褒めしている。
ネットで誰でも情報が手に入る時代になったからこそ、自分の足を使った一次情報の価値は相対的に上昇している。効率的なネットウォッチで情報量を増やすのも一策だが、真に注目されるネットメディアになるためには、他では見ることができない一次情報を提供するべきなのだ。
ホリエモンが情報収集のコツを語った『堀江貴文のQ&A「一次情報を取ってる人が生き残る!?」〜vol.825』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!
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