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ホリエモンは未来をどうやって予測している?「テレビ局買収の理由は未だに理解されていないよね!」 

野口直希

2017/06/12(最終更新日:2017/06/12)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「仕事はAIに!?」〜vol.817〜』では、次世代の潮流に言及することの多いホリエモンが、自身の未来予測法とその際のルールを語った。

 今回取り上げたのは、「このメルマガを通してあまりテクノロジーの知識がない私にも、テクノロジーが働き方を変えるということは十分理解できました。そこで質問なのですが、例えば最近グーグルが出したGoogleHomeみたいに、人工知能が仕事において秘書的な役割をしたり、書類作成を頼めば書類を作ってくれる(Excel計算や企画書作成eなど)時代は来るのでしょうか?  

 来るとしたら堀江さんから今のテクノロジーや人口知能の発展具合を見て、あとどれくらいでそのレベルのに達すると思いますか? 会社経営しているのですが、まだ雑務に対して雇用しなければいけないこともあるので、煩わしくて仕方ないです」という質問。

テクノロジーによる仕事革命は、実はすでに始まっている?

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 ホリエモンは、「最初から100%の雑務削減を考えなければ、今の技術の組み合わせで人員削減は可能だよ。例えば、時事ネタでも取り上げられているヤフーがIBMのワトソンを使って業務量を1/30にしたケースとか。私もそういう感じで地味に業務量を減らしているよ」と回答。

 テクノロジーの仕事改革の一環として、面倒な事務作業がいつ無くなるのかを尋ねた今回の質問。ホリエモンはいつものように、技術的にはすでに実現段階に近づいているが、一般への普及がいつになるかはわからないと考えている。

 今回のゲストでNewsPicks編集長を勤め、最近は『日本3.0』を執筆した佐々木紀彦氏は、雑務の中でも経費精算とスケジュール管理にかなり頭を悩ませているそう。特にスケジュール調整には毎日30分近く割いており、秘書に任せきりなホリエモンに「佐々木さんの生産性を考えたら、スケジュールを管理する時間は無駄でしょ」ときっぱり指摘された。

 雑務がなくなる未来を、佐々木氏は3〜5年後程度だと予測。時間指定的な未来予測はしないのはホリエモンの一貫した姿勢の1つだが、それでも彼はこの予想より早い可能性もあると口にした。

ホリエモン「僕がフォローするのは言ってしまえば『変な人』だね」

 ホリエモンが技術革新の普及を間近にとらえる理由が、カーシェアリング。カーシェアも技術革新によって可能になった新時代の生き方の1つだが、これが思いの外早く普及したことにホリエモンは驚いている。

 「カーシェアがここまで当たり前になったのは、すでにキャズムを超えているよね」とすでに現代がスマート化の真っ只中にあることを示した。
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 ホリエモンは、基本的に自分の感覚が未来のスタンダードになるという前提で未来を語っている。例えば、ホリエモンの自宅を持たない暮らしは現在ではまだまだ抵抗感を持つ人の方が多いだろうが、たしかにルームシェアがさらに普及した後の時代だと持ち家を不要と考える人も増えるはず。面倒を嫌い合理的な志向が強いホリエモンの思想は、たしかに時代の手本となる部分が多そうだ。

 「堀江さんは何年先を走っているんだろう」と思わず漏らす佐々木氏。ホリエモンからしたら、もはや10年以上前のテレビ局や野球球団買収すら「未だにいくら話しても理解されないからね」と時代とのギャップを痛感した思い出を語った。近年のホリエモンはテレビやスポーツといったメディア、娯楽がますます重要になると語っているが、これは10年以上前から一貫していた思想だったのだ。
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 他に、ホリエモンがなかなか価値を理解されなかった行動の1つが、オンラインサロン。今でこそ比較的当たり前になったが、ホリエモンが始めた当時はそれこそほとんど注目されていなかった。

 結果、同じような行動を始めたのが評論家の勝間和代氏やオタキングこと岡田斗司夫氏で、「僕はこういうイノベーターの中のイノベーター、言ってしまえば『変な人』をフォローしているんだよね」とホリエモン。

 常に自分の志向を極めることに専念し、やがてそれに時代がついて来ると信じるホリエモン。しかし、仮に最適解がわかったとしても、ちょっとしたイメージを始めとした様々な状況次第で、大衆の選択はいともたやすく変わってしまう。だから彼はある程度の未来を予測することはできても、具体的な実現時期を断定はすることはないのだ。

  ホリエモンが機械翻訳の現状を語った『堀江貴文のQ&A「仕事はAIに!?」〜vol.817〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!


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