格安SIMを提供するMVNOは現在、国内に600社以上あるといわれている。これらのMVNOが提供するプランは会社によって実にさまざまだ。
標準的なデータ容量の定められたオーソドックスなプランのほか、容量が極端に少ないプランや使った容量の分だけ料金が変動する段階制のプランなど、その種類は多岐に渡る。
格安SIMを料金を抑えて快適に利用するには、自分の月々のデータ利用量や利用スタイルなどを見極めてプランを選ぶ必要がある。だが、初心者が自分に合ったプランを選ぶのはなかなか難しいのが現実だろう。
今回は3つの利用スタイルを想定し、それぞれのおすすめプランを紹介しよう。
一般的な使い方の人におすすめ【3~5GBのプラン標準プラン】
どの料金プランを選んだらいいのかわからない人におすすめしたいのが、3〜5GB程度の容量を利用できる標準的なプランだ。
調査にもよるが多くのユーザーのデータ通信量の平均は一月あたり3GB前後といわれており、格安SIMの多くも3GB程度の容量からスタートしている。
データ通信専用SIMで契約した場合、月々900円程度が相場で、音声通話対応SIMで契約した場合でも1,600円前後で利用できるため、負担感はさほど大きくはない。
データ容量オプションを利用して追加の容量を購入してもそれほど割高ではないが、速度制限がひんぱんにかかってしまうようであれば、さらに容量が大きいプランへの移行を検討してみるといいだろう。
動画視聴などをバリバリ行う人におすすめ【20GB以上の大容量プラ】
外出先で動画を長時間視聴したり、テザリングを利用したりするようなヘビーユーザーは20~30GB程度の大容量プランを選択するといいだろう。
大手キャリアで2016年ごろから導入されたが、これに追随するかたちでMVNO各社も同じような大容量プランは提供し始めている。なかには容量の制限が無い“使い放題”のプランを提供するMVNOもある。
ただし、20GB以上のプランを選べるMVNOはまだ少なく、「OCN モバイル ONE」「楽天モバイル」や「BIGLOBE SIM」などに大容量プランが用意されているが、10GBまでのプランしか用意されていない事業者もあるので注意が必要だ。
データ使用量が少ない人におすすめ【1GB未満の低速・小容量プラン】
スマホを使うのはLINEの簡単なやり取りやニュースチェックが中心、電話も自分からはほとんどかけないという人におすすめしたいのが1GB未満のプランだ。
このタイプのプランは、容量が極端に少ないので、月額1,000円程度で利用できるので、毎月の維持費をぐっと抑えられる。とにかくスマホにかかるコストを抑えたいという人に適したタイプといえるだろう。
ただし、当然のことながら容量が小さいので、使い過ぎは禁物。こまめにデータ使用量を確認しないと、容量を超過し、速度制限がかかってしまう可能性が高いので注意が必要だ。まずは標準プランを試し、月間のデータ使用量が1GBに満たないようなら、このタイプのプランに切り替えてみよう。
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