ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「キュレーションメディアは儲かる!?」〜vol.808〜』では、ホリエモンとひろゆき氏が炎上の記憶が新しいキュレーションメディアの未来を大胆予測話。
今回取り上げたのは、「DeNAのキュレーションメディアが炎上しましたが、キュレーションメディア自体は切り口を考えれば、まだまだニーズがあると思っています。
例えば、コンビニのキュレーションメディア(新しいプライベートブランドの商品が出たとか書いてある)とか、スマホゲームに特化したキュレーションメディア(現状だとユーチューバーがそれをやっている気がします)。上記のような例で、世の中ニーズがあると思われますか?」という質問。
ひろゆき「質問の場を借りて有名人に自分のことを覚えてもらいたいだけの人は多いよね」
ホリエモンは、「あるかもしれないね」と回答。
DeNAが炎上したものの、キュレーションメディアにはまだまだニーズがあると考え、その一例としてコンビニのプレイベートブランドやスマホゲームのキュレーションに需要があるかを尋ねた今回の質問。とはいえ、どんなジャンルであれある程度のニーズがあるのは当然。ホリエモンの回答も、いわゆる「クソ質問向け」だ。
こうした質問についてホリエモンは、「きっと質問を考えたんだけど、うまく内容がまとまらなかったんだよ」と説明。そもそも、ホリエモンの感覚的には講演会やイベントなどでも良い質問なんて5〜10%くらいしかない。今回のゲストで匿名掲示板「2ちゃんねる」の開設者として有名な「ひろゆき」こと西村博之氏もこれに賛同し、「自分の意見を言いたいだけで質問なんて特にない人も多いよね」と漏らした。
ひろゆき氏もホリエモンと同様に質問のふりをした意見表明を浴びせられることがよくあるそうだが、「要するにこういうのってホリエモンに自分を覚えてほしいんだと思うけど、メルマガでの質問をホリエモンが記憶するわけないよね」とバッサリ。意外と少なくない有名人に自分の名前を売るための「質問」。こんなことをしても質問者の印象が良くなるはずもなく、端的にいって誰も得しないのだ。
ひろゆき「DeNAがブランドを気にする会社だからキュレーションメディアが閉鎖されただけだよね」
続いて話題は、質問で扱われたキュレーションメディアへ。医療系メディア「WELQ」の炎上を機にDeNAが運営するキュレーションメディアが一気に閉鎖された事件は、Web関係者にかなりの衝撃を与えたが、この波紋はDeNAに留まらなかった。その一例が、実はひろゆき氏の彼女も発端になったというnanapiの炎上だ。
これは、ひろゆき氏の彼女が書いた記事の著者名が運営によって「nanapi編集部」に変更されていたことについての質問に、nanapiの設立者である古川健介氏がTwitter上で回答、それが騒動につながったという事件。
DeNAに限らずWebメディア業界に幅広く影響を与えたキュレーションメディア問題だが、ひろゆき氏は「DeNAやKDDIのようなブランドを大切にする会社だったから閉鎖しただけだよね」と話す。
今回の事件は明確な著作権法への抵触や倫理的問題から糾弾の声が上がり、それに対応する形でメディアの閉鎖が決定された形だが、キュレーションメディアがかなり効率良く利益を上げていたのも事実。「FC2みたいに評判を気にしない会社だったら、炎上してもそのまま運営を続けたんじゃないかな」とひろゆき氏。
ホリエモンも、「儲かるのはわかりきっているんだから、反社会勢力のような法律やブランドを気にしない会社がキュレーションメディアをやるかもしれないよね」と同意見。
一連の炎上によってキュレーションメディアが下火になったのは確実だが、それでもこれがかなりの効率で利益を稼いでいたという事実は変わりない。なのでこれからは、現状の不満をクリアした、あるいは問題があっても気にしないような会社によってキュレーションメディアはまだまだ増え続けるかもしれないのだ。
ホリエモンがキュレーションメディアについて語った『堀江貴文のQ&A「キュレーションメディアは儲かる!?」〜vol.808〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!
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