もうじき暑い夏がやって来る。
サマーシーズンの装いを足元から軽やかに演出するアイテムとして欠かせないのが「エスパドリーユ」だ。
エスパドリーユとは、スペインとフランスの国境、バスク地方で誕生した靴。エスパルトと呼ばれるイネ科の草編み込んだ靴底が用いられていたことが名前の由来となっている。
もともと労働者や農民の作業靴だったエスパドリーユをファッションアイテムとして昇華させたのが、1927年に創業したブランド「CASTANER(カスタニエール)」だ。
1960年代にイヴ・サンローランのためにウェッジタイプのエスパドリーユを製作したのを機に、これまでにシャネルやロエベ、クリスチャンルブタンといった一流メゾンとコラボレートを果たしてきた。
どちらかというレディースシューズの印象が強いが、あたたかな季節のメンズスタイルを語るうえでも重要な存在。今回はそんなカスタニエールのメンズシューズを紹介しよう。
マリンスタイルにベストマッチ
最初に紹介するのは、ブルーデニムが清涼感を漂わせるこちらの一足。
爽やかで気負いないカジュアルなルックス。夏のスタイリングとの好相性は言うまでもない。
PABLO/339 MARINO:¥15,120(税込)
靴底には、現在のエスパドリーユの特徴である「ジュート(黄麻)」を縄上に編み込んだジュートソールを採用。
柔らかく軽い履き心地を味わえる。
ボーダー柄のトップスやショート丈のパンツ、キャンバストートなどと合わせれば、潮の香り漂うマリンスタイルが完成。
履き込むほどに変化するデニムの風合いも見物だ。
味わい深いキャンバス地がドレススタイルの“外し”に活躍
続いて紹介するのは、ウォッシュドキャンバスの素材がヴィンテージライクなオーラを醸し出すこちらの一足。
落ち着きのあるカーキのカラーも渋い。
PABLO/325 KAKI:¥15,120(税込)
エスパドリーユならではのリゾートムードが漂いながら、シャツやジャケットといったドレスライクなスタイリングにもフィット。
パーティで一目置かれる魅力を放つ。
カジュアルなエスパドリーユとエレガンスの融合
お次は上質な牛革スエードを使用したこちらの一足。
軽やかでカジュアルなエスパドリーユに、温かみがあり重厚なイメージのマテリアルを用いることで、個性的な表情に仕上がっている。
PABLO/335 ARENA:¥18,360(税込)
落ち着きのある素材感は、膝上ショーツやロールアップパンツといった快活な印象のボトムと合わせても、足元からさりげなく大人の色気を演出してくれる。
サマーシーズンはもちろんのこと、初秋の装いにも馴染むだろう。
あくまでクールを貫く漆黒エスパドリーユ
最後に紹介するのは、ブラックのキャンバス地を使ったエスパドリーユ。
夏のリゾートスタイルであろうとも、クールなスタイリングにこだわる男性も納得の一足だ。
PABLO/600 NEGRO:¥15,120(税込)
かかとを踏んだ状態でも履けるので、モンクシューズのストラップを外すような感覚で、遊び心と余裕を演出できる。
モノトーンで幅広いスタイリングに無理なく馴染み、トップスの魅力を引き立てる、デイリーユース確定の重宝アイテムだ。
あなたも、ときにはスニーカー感覚で、ときにはサンダル感覚で楽しめるカスタニエールの定番エスパドリーユで、サマーシーズンの装いを謳歌してはいかがだろうか。
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