ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「ニーズを考える!?」〜vol.796〜』
では、ホリエモンが日本には少ないデザインホテルについて分析。
今回取り上げたのは、「日本には、海外エースホテルのようなクラブと一体化したようなホテルがないように思います。あのようなホテルが仮に渋谷新宿表参道などにあれば凄く流行りそうですが、日本にそのようなホテルがないのは需要がないからでしょうか?」という質問。
ホリエモン「エースホテルのようなデザインホテルは、日本にはないだろうね」
ホリエモンは、「ニーズがあると思っている人が少ないからだろうね」と回答。
日本に海外でいうエースホテルのようなホテルがない理由を尋ねた今回の質問。エースホテルとはニューヨークなどにあるで、ファッションやミュージックの要素を取り入れたハイセンスと遊びごごろの両立が人気のデザインホテル。このホテルのために、世界各地から足を運ぶ人もいるくらいだ。
質問者がいうように、たしかに海外に比べて日本にはデザインホテルと呼べるようなホテルは多くない。
今回のゲストで高級ホテル予約サイト「一休.com」などを運営する株式会社一休の代表取締役社長を務める榊淳氏は、神戸にあるオリエンタルホテルなどがそれに近いというが、それでもやはりエースホテルほどにこだわり抜かれたデザインホテルとは言い難い。
日本では比較的デザインホテルに積極的なのはオリエンタルホテルを運営する株式会社Plan・Do・Seeだが、それでもこうした方面の事ばかりやっているわけではないとホリエモンは分析。
彼の回答で示されているように、日本にはデザインホテルに対する需要自体があまり高くないのかもしれない。
ホリエモン「デザインホテルはあんま儲からないんじゃないかな」
デザインホテルの数があまり増えない理由を、ホリエモンは運営の大変さだと考える。
リッチで特別な宿泊体験がウリのデザインホテルでは、単純な宿泊目的のホテルに比べてかなり丁寧に設備やサービスを手がけなければならない。
その分客単価も高くなるが、現在の日本ではなかなかこうした宿泊施設を選ぶ人は多くないため、部屋を埋めるのも大変なのだ。
特に最近は、宿泊のみを目的とした人が多いので、運営側も単価の安い箱型の宿泊特化のホテルが人気だと榊氏は語る。
ホリエモンが知る中ではラグジュアリーな方向に舵を切ったホテルの中に「ベラビスタ」があるが、少なくともリッチ向けのイメージを浸透させるまではなかなか大変そうだと考えている。そもそも、国内にはこうしたハイクラス向けのデザインホテルを作ろうとしている人自体が少ないというのが、ホリエモンと榊氏の共通見解だ。
安価な宿泊特化のホテルが強い現状で、デザインホテルに手を出すのはバックにしっかりした資本がある上で、独自の世界観を追求するような人たちだと榊氏。例えば、伊豆にある赤沢迎賓館はDHCが運営している。
だからこそ提供できる素晴らしさもあるが、逆に言えば盤石な資本がないと手を出せない程度には「あんまり儲からないんじゃないかな」とホリエモン。
エースホテルのようなデザインホテルに泊まってみたいと思っている人は少なくはないはずだが、日本で実現するにはまだまだ障壁が多そうだ。
ホリエモンが日本のデザインホテル事情を語った『堀江貴文のQ&A「ニーズを考える!?」〜vol.796〜』動画が観たい方はコチラからどうぞ!
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