自由気ままに街を散歩する猫。その何にも縛られない姿を見ていると、猫みたいに自由に旅したいと思ってしまう。
のんびり街を我が物顔で歩く猫たちの視点に注目したのが広島県。「カンパイ!広島県」という広島県観光プロモーションの一環として、猫目線で見た広島県尾道市のデジタルマップ「広島Cat Street View-尾道編-」を制作した。
猫になって旅をする感覚。新しい“視点”が高評価!
広告効果の面から、マーケティング・コミュニケーション活動を世界基準で評価・表彰する“エフィー賞”。
世界的に権威のある広告賞であるエフィー賞。グローバルな「エフィー賞」と世界5つの地域で催される「リージョナルのエフィー賞」、およそ40カ国で行われる各国のエフィー賞の3つがある。
広島県が制作した「広島Cat Street View-尾道編-」は、エフィー賞の中でもリージョナルのエフィー賞の1つを獲得した。
広島県が受賞した“リージョナルなエフィー賞”
広島県が受賞したのは、アジア太平洋エフィー賞(APEC Efiie Awards)。2017年4月21日にシンガポールにて開催されたもの。
今回受賞したのは、ゴールド1つ、シルバー2つ、Brand of the Year3位という内容。
APAC Effie Awardsでの広島県の受賞内容
- Brand of the Year:Top ー広島県(尾道市)
- Small budget –Services部門:Gold
- Travel/Tourism部門:Silver
- Brand Experience –Services部門:Silver
猫目線で“ツウ”な旅を楽しむ
2015年6月から展開されている広島県観光プロモーション「カンパイ!広島県」は、新しいプロモーションを出すたびに話題になっている。
Perfumeや斎藤工さんが表紙を飾ったガイドブックは、すぐに在庫がなくなってしまうほどの人気。
そんな話題性のある観光プロモーション「カンパイ!広島県」が、「定番ルートにとどまらない、よりツウな旅を楽しみたい」という旅人の心理に着目して作ったのが「広島Cat Street View-尾道編-」。
400以上もの国内外メディアに取り上げられ、世界中から注目された猫目線デジタルマップだ。
尾道編では、尾道市にいる猫たちの視線(地上15cm)から、尾道市内の観光スポットや路地裏の名店、絶景などの“猫目線”だからこそ見える魅力を知ることができる。
大好評だった尾道編に続き、第2弾で広島県竹原市を舞台にした「竹原編」も公開中。私も実際にアクセスして疑似体験してみたが、案内猫と戯れている気分でなんだか癒された。
デジタルマップで街を旅していく中で出会った猫たちをカウントしていく機能もあるので、“ねこあつめ”のようなゲーム感覚でマップを楽しめる。もちろん、出会った猫のプロフィールを見ることも可能だ。
猫好きならばチェックしておきたい「広島Cat Street View」。本当に猫に広島の街を案内してもらっているような気分になるので、ぜひ試してみてほしい。
動物の目線から見る街は空が高く、普段と表情を見せる。“視点”を変えてみる、ということの大事さを教えてくれるような素晴らしいプロモーションだ。
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