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【業界勢力マップ2017】まさに「コンビニ三國志」!3強による覇権争いが加速〜コンビニ編〜

U-NOTE編集部

2017/04/26(最終更新日:2017/04/26)


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 今や市場規模10兆円を優に超えるコンビニエンスストア業界。

 長らくセブン-イレブンがトップを独走してきたが、近年の業界再編にともない勢力図に変化が見えつつある。最新の業界勢力マップを紐解いていこう。

トップのセブンを追うファミマ! ローソンに勝機はあるか?

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 コンビニエンスストア業界の再編が止まらない。古くは2004年にサークルKとサンクスが、2010年にはam/pmとファミリーマートが合併。

 そして2016年9月、ファミリーマートとサークルKサンクスの親会社が経営統合し、業界2位へと躍り出た。セブン-イレブン1強時代が長らく続いていたが、国内店舗数ではファミマ勢力がすぐそこまで迫っている。

 王者セブン-イレブンは、一定エリアに集中的に出店するドミナント戦略とPB商品の販売で他社を引き離す。今後は沖縄エリアへの初進出も進め、将来的に200店舗以上を目指すと発表している。

 業界3位に追いやられたローソンも黙ってはいない。2014年にポプラ、2015年にスリーエフと提携したうえ、今年1月には北関東を中心に展開するセーブオンとの提携も発表。中堅コンビニとの提携を拡大することで、上位2社に対抗している。

 さらに、業界4位であるミニストップとの経営統合も十分ありえる。というのも、ローソンもイオン傘下のミニストップも筆頭株主は三菱商事。同社の旗振りにより、一気に統合が進む可能性もある。すでにミニストップにローソンの端末「Loppi(ロッピー)」が導入され、関係強化がうかがえる。

 このセブン-イレブン、ファミマ+サークルKサンクス、ローソンがコンビニ業界の3強。10兆円を超える売上高のシェア9割を占めている。2017年2月期の決算では、セブン-イレブン・ジャパンが営業利益3,131億円と競合他社を大きくリードし、好調を見せつけた。

経営統合はあるのか? 中堅コンビニの現状

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※デイリーヤマザキは2016年12月末時点、セイコーマートは2017年3月末時点、NewDaysは2016年3月末時点の国内店舗数。その他は、2017年2月末時点の国内店舗数。各コーポレートサイトを参照。
 上位3社の寡占状態とはいえ、中堅コンビニも健闘している。業界4位のミニストップは、イオングループ傘下のコンビニ。イートインコーナーをいち早く取り入れ、独自路線を打ち出してきた。

 デイリーヤマザキは、山崎製パンが運営するコンビニ。焼きたてパンを購入できる強みはあるが、売上高は伸び悩んでいる。

 セイコーマートは、北海道を基盤に成長を続ける「北の怪物」。道内だけで1,000を超える店舗を出店し、圧倒的なシェアを誇っている。消費者のニーズをとらえたPB商品にも定評がある。

 JR東日本リテールネットが展開するNewDaysも堅調だ。店舗数は500弱だが、1店舗あたりの1日の売上高はファミマ、ローソンをしのぎ、セブン-イレブンに迫るほど。鉄道系列だけに、1日あたりの来客数が他チェーンに比べて圧倒的に多い。

 ドミナント戦略で地盤を固めるセブン-イレブンに対し、経営統合や業務提携で拡大を図るファミマ&サークルKサンクスとローソン。中でも、3位に転落したローソンによる次の一手に注目したい。

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