時間は“見る”ものだという固定概念を捨ててみよう。「見る」以外、どうやったら現在時刻を知ることができるだろうか……。
働く人のライフスタイルを美しくするセレクトショップ「MONOCO」では、オシャレで実用的なアイテムを紹介している。
MONOCOの数あるアイテムの中に、“見る”という手段以外で現在時刻を知ることができる腕時計を作るブランドがある。文字盤と針を直接触って時間を知る、視覚障害者の方向けの腕時計を作っているアメリカの時計ブランド「EONE」だ。
EONEの新作腕時計「BRADLEY ELEMENT(ブラッドリー・エレメント)」で、<触って時間を知る>ということの魅力を知ろう。
EONEの答えは「針のない時計」
視覚障害のある方たちは、文字盤と針を直接触って時間を知る。直接触っても壊れないように太い針を使用しているものの、壊れやすく、時間も狂いやすいという問題点があった。
視覚障害者たちの悩みを解決したのは“ボール”
内周のボールは「分」、外周のボールは「時間」を指す。 視覚障害のある方たちから、実際にヒアリングを重ねたEONEは「針をなくす」という答えに至った。
文字盤の内周と外周にあるボールは、ただの飾りではない。針の代わりとなって時刻を示すボールは、内部にある磁石によって動いている。ボールを強く触ると動いてしまうが、少し振るだけで元の位置に戻る。
「時計には針がある」という固定概念を捨てた結果のイノベーションだ。
ユーザーが語りたくなる「想い」
EONEが誕生した背景には、世界中の人たちの想いがある。針のないEONEの時計を作るには、まずは資金が必要だった。そこで、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で全世界に出資を募った。
集まった金額の合計は「453,868ドル(約4,500万円)」。Kickstarter史上13番目に出資金額が多いプロジェクトとなった。世界中の人たちの想いが集まって、EONEの腕時計が誕生したのだ。
金メダリストへのリスペクトから名付けられた「BRADLEY」
競泳選手・Bladley Snyder(ブラッド・スナイダー)氏。 BRADLEY SNYDERは、2012年に開催されたロンドンパラリンピックで金メダル2枚、銀メダル1枚を獲得した競泳選手。
彼は、アフガニスタンで爆弾処理部隊として在役していた時に爆発事故に遭った。事故によって視力を失いながらも、翌年のパラリンピックでメダリストになったBLADLEYを、EONEチームはリスペクトした。
「BLADLEY」の名前にも、想いが込められているのだ。
原点回帰した「BLADLEY ELEMENT」の“品格ある黒”
新モデルの「BLADLEY ELEMENT」では、今まで平らだったケース上のマーカーを隆起させた。0時、3時、6時、9時の部分が出っ張っているので、触ったときに時間がわかりやすくなった。
ELEMENTの意味は、「要素」「原理・基礎」。“迷ったら、原点に戻る”という初心に返るのことの大切さも思い出させてくれる、そんな魅力が「BLADLEY ELEMENT」にはある。
ケース・ボディ部分にはセラミックを使用して、無機質ではない柔らかな雰囲気を醸し出す。PVD加工も施された「BLADLEY ELEMENT」は傷がつきにくく、品格ある黒の輝きをキープ。価格は、¥53,892(税込)。
ビジネスシーンでも使えるような、シックなデザインの「BLADLEY ELEMENT」。他の人とはちょっと違う、想いの詰まった腕時計を探している読者はぜひチェックしてほしい。
働く人のためにオシャレで実用的なアイテムを取り扱う総合セレクトショップ「MONOCO」では、洋服やスニーカー、バッグ、革小物、腕時計、モバイル・ガジェットなど様々なジャンルのアイテムを取り扱っている。
ライフスタイルをよりスマートにしたいビジネスパーソンは、MONOCOで時計や洋服などを探してみるといいだろう。豊かな暮らしの参考にしてみてほしい。
記事提供:MONOCO(モノコ)
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう