旅に出るとき、スーツケースは苦楽を共にする“良き友”となる。そんなスーツケースを語るうえで欠かせないブランドといえば、高性能なプレミアム ラゲージで世界をリードするRIMOWA(リモワ)だ。
1898年にドイツ、ケルンで創業したリモワは、高い品質と革新性に富んだ製品づくりを真髄とし、1937年にはアルミニウムを、2000年にはポリカーボネイトを素材として採用。そのスーツケースは旅人から絶大な信頼を集め、現在リモワ製品は、60カ国、150店舗で販売されている。
今回はそんなリモワのアイテムの中から、厳選した3シリーズを紹介しよう。
TOPAS(トパーズ)シリーズ
まず最初に紹介するのは、1950年に頑丈な溝付きスーツケースとして熱帯旅行目的に開発されたベストセラーシリーズ「TOPAS(トパーズ)」だ。
素材には、世界で初めて金属が使われたドイツ製の航空機ユンカースF13©と同じアルミニウム合金を採用。ポルシェやBMW、メルセデスなど優れたドイツ車が生まれるもととなった航空機製造の技術が息づいている。
また、素材についてさらに厳密にいうと、かつてはアルミニウム合金の一種である“ジュラルミン”が使われていた。しかし、時代によって最善の素材を追求。現在トパーズに使用されているアルミニウムは、単なる素材名からは想像し得ないブランドの探求心による賜物なのだ。
TOPAS(トパーズ)No.932.63 MULTIWHEEL:¥120,000(税抜)
トパーズシリーズの中でも最新の技術を搭載しているのが、トパーズ マルチホイール エレクトロニック タグだ。
その他、機動性を高める「マルチホイールシステム」や、セキュリティチェックの際にケースを破損することなく開けることができる、米国運輸保安局に認可された「TSAロック」など、高機能が旅人の快適性と安心を高める。
SALSA(サルサ)シリーズ:¥45,000~¥97,000(税抜)
続いて紹介するのは、トパーズの誕生からちょうど50年後の2000年、リモワで初めてポリカーボネイト素材を使ったシリーズとしてデビューしたSALSA(サルサ)だ。
硬質さによって荷物を守るアルミに対し、ポリカーボネイトは加わった衝撃を“しなる”ことにで回避。
アルミよりも軽量で、かつ耐熱・耐寒・撥水性を保持する素材と、優美なデザインにより、旅先での立ち居振る舞いもスマートに決まる。
もしもトパーズとサルサで迷う場合は、運ぶ荷物の種類に応じて考えるといい。
カメラ機材などの衝撃を加えたくないものはトパーズに、洋服などの衝撃が加わっても問題ないものは軽量なサルサに、といった視点で考えるのがおすすめだ。何よりも旅行時の身軽さを重視する人はサルサで即決でよいだろう。
TOPAS STEALTH(トパーズ ステルス)シリーズ:¥65,000 ~¥160,000(税抜)
最後の紹介するのが、最近男性を中心に人気を得ているTOPAS STEALTH(トパーズ ステルス)。 トパーズにアルマイト加工を施したマットなブラックが特徴的なこのシリーズ。リモワのスーツケースは使い込むほどに旅の痕跡が刻まれるのが魅力のひとつでもあるが、ステルスはキズがつくと内側からシルバーが現れ、なんとも独特な風合いに仕上がる。
レザーシューズが味わい深く経年変化するように、“俺だけのリモワ”を育てることは、旅の楽しみのひとつになることだろう。
“良き友”を仲間にすると、旅はさらに豊かになる。リモワのスーツケースは、あなたを新たな旅へと導いてくれることだろう。RIOWA オフィシャルサイト(rimowa.com)
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