ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「ブランド力が解決の鍵!?」〜vol.791〜』では、ホリエモンが優秀な人材を集めるために大切なことを話した。
今回取り上げたのは、「私は都内で2店舗の飲食店を経営しておりますが、人材不足に悩んでいます。求人広告で集まるのは、いい加減な人材ばかり。人の紹介や常連さんやその知り合いなどで何とか成り立っていますが、人手不足の為これ以上の店舗拡大は難しいのが現状です。
良い人材を多く獲得し事業を伸ばしていきたいと考えていますが何か良い方法はありますか? また、大手飲食チェーンの人材確保の仕組みも気になります」という質問。
ホリエモン「『悟空のきもち』は求人広告一切なしなのに、毎年1,000人以上の応募があるよ!」
ホリエモンは、「やはり、お店の人気を上げていくことだね。このお店でどうしても働きたいと思わせるような魅力を作ることができれば、そんなに苦労しないと思うよ」と回答。
質の良い従業員を雇う方法を尋ねた飲食店経営者からの相談。質問者のお店には優秀な人材からの応募がなかなかないとのことだが、働きたいと思わせるような魅力があるお店にするのが最大の解決法だとホリエモンは回答している。
その一例としてホリエモンが挙げたのが、あまりの気持ち良さに10分で客が寝落ちするとの触れ込みで大人気のヘッドマッサージ店「悟空のきもち」。同店は京都発祥で日本全国に4店舗しか存在しないが、200人待ちを超えるほどの絶大な人気を誇る。
200人待ちとはいえ、現代では実際にお店の前に長蛇の列ができるわけではない。予約管理はネットで行われ、もしもキャンセルが出た際には専用のLINEでその情報がすぐに共有される。こうした取り組みによって、お店の稼働率は限りなく100%に近い状態を維持しているのだ。
これほどの人気店ともなれば、求人の応募も後を絶たない。ホリエモンによれば、「悟空のきもち」は求人広告を一切出していないのにも関わらず、毎年1,000人以上から求職の応募があるのだという。
このように、お店自体にブランド力があれば質の高い人材が自分から応募してくれるようになるのだ。
ホリエモン「海外には、良いものにきちんと金を払う文化があるんだよね」
人気のお店に優秀な人材が集まるのは、何もセラピストに限ったことではない。せっかく働くのなら、行列ができるほどに評判の良い店で働く方がたくさんのものを得ることができると思うのは当たり前のことだ。
ホリエモンチャンネルアシスタントの寺田有希氏も、飲食店で働いていた時に同じような思いをしたという。最終的に、大変なのにそこまで稼げない飲食店で働く気が引けてしまったのだという。
ホリエモンによれば、これこそが海外と比べた時に日本の飲食店が抱える欠点のひとつ。海外では、優秀なホールスタッフには別途チップが支払われるか、あらかじめ店側でサービス料をチャージしておき、それがスタッフに分配される仕組みがある。「日本の飲食店と同じ食事やサービスのクオリティだと、給料は2〜3倍になるんじゃないかな」とホリエモン。
さらに、優秀なホールスタッフはチップだけで100万円近く稼ぐこともあるのだとか。このようなスタースタッフには固定客が付いているので、飲食店はそれを目的にスタースタッフを雇うこともある。
「要するに、良いものにきちんと金を払う文化があるんだよね」とホリエモン。質の高いサービスに高い金がかかるというのは、現在の資本主義における根本原則。今回の質問者についても、同じことが指摘できるだろう。質の高いサービスを提供することができていれば、自然とそれに見合うだけの人材が応募してくるはずだ。
ホリエモンが人材集めのコツを語った『堀江貴文のQ&A「ブランド力が解決の鍵!?」〜vol.791〜』動画が観たい方はコチラからどうぞ!
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