日本から飛行機で約6時間のタイのバンコクに、世界最大級のウィークエンドマーケット「JJ」がある。JJはチャトゥチャックマーケットの略称で、JJは地元の人の呼び方である。
JJの最大の魅力は、日本よりはるかに大きな規模のマーケットで安くショッピングを楽しむことができるという点。そんなJJは日本人をはじめ、世界各地からの観光客が訪れる。
日本では味わうことのできない、JJの魅力と楽しみ方をレポートしていく。
休みの現地人と観光客で盛況しているJJ
東南アジアらしいお香のお土産も格安で手に入れることができる。 JJは、土日のみ開催される。ウィークエンドマーケットとも呼ばれているJJは、屋台文化のあるタイで大人気。
世界最大級のマーケットと呼ばれるに相応しい盛況ぶりだ。
圧倒的な店舗数。ここはショッピング迷路か!
JJの全体地図。店の数が多すぎるため、いいなと思ったものはすぐに買っていくのが攻略のコツ。 服はタイパンツと呼ばれるシルエットの太いパンツをはじめとしたタイならではの服から、DiorやSAINT LAURENTなどのハイブランド古着まで幅広く売っている。
東南アジアならではの通気性の良い薄い生地とノースリーブのシャツを手に入れることができる。 JJでは、服から日用品まで全て揃う。手ぶらでバンコクまで行き、マーケットで旅行中に着る服を揃えるのも面白い。
JJは計27のセクションに分かれており、自分の欲しいものだけを計画的に見て回ることも可能だ。
アンティークな照明もあなたの腕次第で手軽に購入できるかも! 基本的に店の人との値引き交渉もできる。値引きのコツは、「お土産などをまとめて買うこと」と「商品の相場を知ること」の2つ。
相場を知った上で値引きをすれば、お店の人に悪い印象を与えることなく、値引きを楽しむことができる。
写真のようなおしゃれ雑貨を手に入れることもできる。この扇風機は約14,000円で買うことができる。JJでしか手に入らない「オンリーワンアイテム」
壁1面の大作から手のひらで持てるアート作品まで数多く売っている。部屋に1つ飾れば、おしゃれ度UP! 私が感じたJJの魅力は、個性的なアート作品が売っている点。
セクション7は、絵画やオブジェなどアート作品が売っているセクション。店とアトリエが一緒になっている店舗が多く見られる。
大きな作品から、手で持ち運べる小さな作品まで幅広く売っている。部屋の中に飾れば、旅の思い出になるのはもちろん、インテリアとして部屋に飾ればおしゃれさが増すこと間違いなし。
日本ではあまり見ないような独特な色や模様の食器が数多く売っている。食器を見ていると普段料理しない人も料理したい欲が出てくるはず! もう1つの魅力は、おしゃれで安い食器。アジアンテイストな食器からヨーロピアンな食器まで売っており、種類の豊富さと食器の美しさに圧倒される。
アジアテイストの食器も多く、和食に合いそうな食器もたくさん。 さらに、魅力的なのが「安さ」である。食器1つ18バーツ(約54円)など、かなり低価格で手に入る。
ショッピングの疲れを癒すことができるお店も!
広いJJを炎天下の中で歩くとすぐに体力を消耗してしまう。そんな時のために、マッサージやカフェなど、ショッピングの疲れを癒すスポットも充実している。
屋台では、東南アジア独特の蒸し暑さと人の熱気を感じることができる。 また、屋根のついたお店が密集したエリアに行くと、湿度の高いもわっとした熱気で水分不足になりがち。
こまめな水分補給が必要になってくるが、安いドリンク屋が数多くあるため、いろいろな飲み物を飲み比べてみるのも1つの楽しみだ。
フットマッサージは30分で450円。日本では考えられない価格でショッピングの疲れを癒すことができる。 タイ古式マッサージに代表されるように、タイはマッサージ大国。
JJの中にもマッサージ店があり、ショッピングで疲れた体を癒すこともできる。
佐川急便が日本まで荷物を運んでくれるため、買い物しすぎた時も安心だ。 JJには佐川急便が店舗を構えており、入り口から日本語の案内が書いてあるため英語ができなくても安心して荷物を送ることができる。
私の印象としてJJをはじめ、バンコクを歩いていると日本人のビジネスマンや観光客が多く見られた。
2016年4月の帝国データバンクの調査によるとASEANに進出している日本企業11,328社のうちの4,788社(約30%)がタイに進出。タイの成長は著しく、特にバンコクは急成長を見せており、日本企業も数多く進出している。
そんなタイの首都のバンコク市内を歩いていて気づくのが、高層ビルの勃興である。東京にあるビルよりも高いと思われるビルが何棟も建設中であり、将来がかなり楽しみな都市である。現在、建設中のビルの建設が終われば、日本と同じかそれ以上に都市らしくなっていくのではないかと感じさせられる。
また、バンコクは昨年に市内の一部の主要屋台街に退去命令が出た。いい意味で「汚さのあった屋台」がなくなり、高層ビルが建てられた。
将来、アジアの中核となるであろうタイを感じることができるJJに1度足を運び、ショッピングを楽しんで欲しい。発展が著しいバンコクという都市の空気を感じれば、ビジネスチャンスが自然と見つかるかもしれない。
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