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最新IT技術が旅館の接客をサポート? ホリエモンが語る、SIerが不要になる「クラウドの時代」

野口直希

2017/04/27(最終更新日:2017/04/27)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「ノウハウ公開で効率化!?」〜vol.789〜』では、ホリエモンがクラウドコンピューティングによって変わるプログラム業界の仕事について話した。

 今回取り上げたのは、「以前、メルマガの回答で、陣屋コネクトという企業の事例を紹介されていましたが、ホームページを見てみると、旅館がIT企業を立ち上げて、旅館業務のシステムをクラウドで開発した会社のようです。

 ひと昔前であれば、こういった仕事はSlerが受注して、旅館業務のノウハウはなくてもプログラミングスキルがある事を武器に儲けていたと思います。旅館が自ら自社で開発できれば、業務ノウハウが豊富なだけに強みだとは思います。

 昨今は、クラサバのオンプレからクラウドへの変化や、開発環境もツールがオープン化してきた事により、システム開発にかかるコストが激減、業務ノウハウを持った普通の企業が自らシステム開発をやり出すようになってきていると思いました。最近はこういった事例が増えてきているのでしょうか」という質問。

最新IT技術が旅館の接客をサポート?

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 ホリエモンは、「そうだと思うし、もっと増えると思うよ」と回答。

 近年のクラウド化を背景に、これまでSIerが請け負っていたようなシステム開発の仕事は普通の企業が担うことになっていくと予想する今回の質問者。ホリエモンは、この意見に同意している。というよりは、質問者の中で議論が完結しているため、特に答えることがないのだ。
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 今回、質問者が例に挙げている陣屋コネクトは、最新のIT技術を駆使して旅館のサービスを向上させるシステム。例えば、旅館に訪れた車のナンバーをカメラで自動的に読み取ってデータと照合、それが常連客だったらすぐにスタッフに共有される。

 これにより、得意客を玄関前で待ち構えて丁寧な接客を可能にしたり、紐づけられたアレルギー情報などを基に客ごとに最適な料理を提供したりできるようになる。こうしたシステムを各地の旅館に提供しているのが、陣屋コネクトだ。

ホリエモン「データを公開した方がよりよいシステムになるんだよね」

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 ITを使った旅館の接客補助サービスはこれまでもあったが、多くはそれぞれの旅館が個別に開発し、データも旅館のローカルコンピュータで保存していた。こうした状況を大きく変えたのが、クラウドコンピューティングだ。
 
 既にかなり定着してきているクラウドコンピューティングは、簡単にいえばデータをそれぞれのPCではなく、インターネット上に保存すること。「これまでシステムに疎い人がネット上に保存するのは危険だと言っていたんだけど、ここ10年くらいでようやく当たり前になってきたんだよね」とホリエモンは解説する。
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 そのおかげでシステムが共有され、開発費も大幅に下がってきた。陣屋コネクトを開発したのは、なんとプログラマーではなく旅館経営者。プログラミングの専門家でなくてもこうした大きなシステムが開発できるようになったのは、クラウドによるシステムのオープン化大きな原因なのだ。

 このような流れはどんどん加速すると考えるホリエモン。開発ノウハウをオープンにすることでみんなが改良を加え、ますますシステムが使いやすくなっていくのだ。これによって、昔は専門家に頼らなければならなかった作業も、少しITに強い人ならば自前で済ませることができるようになっている。クラウド会計やe-Taxを使って会計士に一切頼らず確定申告を済ませる個人事業主などは、その一例だ。
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 「少しプログラミングの知識があれば、ある程度のプログラムなら完全に自前で組めるようになる時代が近づいている」とホリエモン。そうなれば、これまでSIerが受注していた業務改善の多くは、個人が勝手に行うようになる。

  ホリエモンが機械翻訳の現状を語った『堀江貴文のQ&A「ノウハウ公開で効率化!?」〜vol.789〜』動画が観たい方はコチラからどうぞ!


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