by Michael Vadon 4月4日、アサド政権がシリア北部イドリブ県ーー反体制派の支配地域ーーに対し、化学兵器を用いた空爆の疑いが浮上した。この空爆の被害は、約50人の死者、約300人の負傷者に及ぶ。犠牲者の中には、多くの子供たちが含まれていたとして、アサド政権は非難を浴びている。
これを受けて、米トランプ大統領はシリア空軍基地への巡行ミサイルの発射を命じた。英メディアは、この判断にドナルド・トランプ氏の娘、イヴァンカ氏が関与している可能性を示唆。
11日、ホワイトハウスはイヴァンカ氏の決定への影響を認め、政府職員ではない彼女が助言したということが議論を呼んだ。
英テレグラフ紙は、トランプ氏の実息エリック氏をインタビューした。
本稿は、その記事からエリック氏の証言を抜粋して、和訳する。実弟の彼は、イヴァンカ氏の関与についてどう語るのか。
家族の素晴らしいところは、意見をできる点にあります
先ず、彼はイヴァンカ氏の関与を確信していると言う。
イヴァンカは3人の子供の母親で、彼女には影響力があります。彼女が(トランプ氏に対して)「聞いて、これは酷すぎる」と言ったことを確信してます。
父は、そのような時に行動する人です。ところで、彼は2年前シリアに関する全てのことに反対していました。そして、そのトップが毒ガスで女性や子供を含む自国の人々を攻撃する。ある点において、国政的なリーダーであるアメリカが前線に出て、行動をしなければならないのです。我々の同盟国は彼ら(恐らく、応援してくれいている国々を指す)から多くの支持を得れて、素晴らしいことだと思います。
私は政治や政権に関わりませんが、彼(トランプ大統領)が被害を受けた子供たちの写真に深く心を痛めたのは一目瞭然です。
この世に、それらの写真や、皮膚が炎症を起こさないようにホースの水圧で押し倒されている子供たちを見て、この件で心を痛めない人はいないです。
酷い出来事でした。彼らは残忍で、父があのような対処をして良かった。
現在33歳のエリック・トランプ氏は、「彼女(イヴァンカ)は間違えていることを指摘するのを恐れないため、大統領に良い影響を与えています」と言った。
イヴァンカはワシントンにて彼の傍にいます。ですが、彼女は(政治の)全てに関与しているわけではありません。彼女は、自分が深く関心を抱いたことだけに意見しているのだと思います。これはビジネスでも言えますが、多くの場合、人々がそれなりの権限を得ると、トップに立っているという理由だけで物事を肯定してしまう。
家族の素晴らしいところは、少々異なる原動力を持ち、たまにその一員を呼び寄せて、「失礼に思って欲しくないのだけど、このことを考えた方はいいかもしれない」だったり、「この件で一線を超えてしまったかもしれない」と指摘をできることです。
その場限りでテーブルを囲い立つ、なだめるためだけにいる37人よりも、もう少し型にはまらない家族の方が過ちを指摘してくれると思います。
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