ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「必要な仕事を見極める!?」〜vol.787〜』では、ホリエモンが最近乱立しているマッチングサービスの可能性について話した。
今回取り上げたのは、「オンラインマッチングサービスの可能性に関する質問です。サロモやショーモデル、そのほかソーシャルインフルエンサーをWeb上でマッチングさせるサービスが乱立していますが、上手く行く可能性はあると思いますか?
わざわざサイトからオファーせずともインスタやTwitterでダイレクトメッセージを送れば良いだけの話のような気もするのですが。しかもこれだけ乱立していると過当競争のような気もしますし、堀江さんがどうお思っていらっしゃるかお伺いしたいです」という質問。
ホリエモン「みんな、すぐに派手なところばかりに手を出しちゃうんだよね」
ホリエモンは、「まあ、やり方次第では上手くいくんじゃないかな」と回答。
最近乱立している、ネオンラインマッチングサービスの成功の可能性を尋ねた今回の質問。問いの立て方が曖昧なせいか、ホリエモンの回答もごく当たり前の意見に留まっているが、要はきちんと需要を考えれば成功する可能性は十分にあるということだ。
例えば、今回のゲストでヘルスケアマーケット・ジャパン株式会社の代表取締役 坪井俊憲氏が提供している、隙間時間を利用できる効率的な訪問介護のマッチングサービス「ユアマネージャー」もマッチングサービス。質問者はネット上のインフルエンサーをつなげるマッチングサービスの可能性を疑問視しているが、坪井氏が手がけているのは介護職という一見地味だがかなり大きな市場だ。
ホリエモンは、今回の質問について「みんなすぐに派手なところに手を出しちゃうんだよね」と一喝。質問者も疑問視するように、たしかにショーモデルやWeb上のインフルエンサーには連絡を取る手段も多いのに、何となく目立ちそうだからという理由で似たようなサービスが乱立している。
そういう意味では、マッチングで悩んでいる人が相当いるのに同様のサービスが存在していなかった介護業界を選んだ坪井氏は、こうした人たちより目の付け所が良いといえるだろう。
日本の訪問介護には、マッチングサービスが全くなかった?
坪井氏の話に興味を持ったホリエモンは、ユアマネージャーのサービス内容にさらに突っ込む。ユアマネージャーは介護保険法に準拠した人材紹介業として、介護事業所と介護者をつなぐB2Cのマッチングサービスだ。
介護保険法では介護職の報酬は1時間に4,500円とモデル化されており、ユアマネージャーはマッチング料金としてここから15%を徴収する。これを引いた額を、介護事業所と介護者が分け合う形になる。
ここでいう介護事業所とは、介護者を高齢者のところに派遣したり、何らかの事故がった時に対応したりする管理会社のこと。介護者は事業所と登録することで訪問介護を行うが、坪井氏によれば事業所と介護者をマッチングするサービスはこれまで日本に存在していなかったのだ。
実は、坪井氏も企業する前は実際に訪問介護を行なっていた。そこでマッチングサービスがないことを不満に思い、ユアマネージャーを始めたというわけ。
このように、一口にマッチングサービスといっても、それを必要としない業界から、多くの人が求めているのに未だにそうしたサービスを行う会社が全く存在しない業界まで、状況は様々。単なる流行として判断するのではなく、それぞれの需要を考えなければ、それが成功するサービスかどうかを見極めるのは不可能だろう。
ホリエモンがマッチングサービスの可能性を語った『堀江貴文のQ&A「必要な仕事を見極める!?」〜vol.787〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!
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