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ブランド力を持たない人間は、どう勝負すべき? ホリエモン「だったら良いとこ取りすればいいじゃん」

野口直希

2017/04/14(最終更新日:2017/04/14)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「今時はいいとこ取り!?」〜vol.780〜』では、ホリエモンがブランド力のなさに悩む個人塾経営者に新たな視点からアドバイス。

  今回取り上げたのは、「総帥の影響で起業し、今はとても充実した生活を送っています。本当に感謝です。私は、現在学習塾の経営(フランチャイズ)をしています。おかげさまで生徒数も順調に伸び、今は安定しています。経営ノウハウも身に付いたので、そろそろ独自ブランドで勝負していきたいと思っています。
  
 そこで質問ですが、ブランド力のない個人塾がこの業界で勝負できると思いますか。また、その時何を売りに勝負をかければ良いと思われますか」という質問。

ホリエモン「今はネットで勉強できる時代だよね」

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 ホリエモンは、「例えば、坪田信貴は『ビリギャル』を書いて大成功したよね。そんな感じかな。あの本がブレイクするまでは無名だったからね」と回答。

 個人塾を経営しているものの、大きく成功するにはブランド力が必要かどうかを訪ねた今回の質問。それに対してホリエモンが回答で例に出したのは、『ビリギャル』で有名になった坪田信貴氏。ビリギャルの受験を成功させた坪田氏は同作の影響で知名度が一気に上がり、今では「坪田塾」という自身の名を冠した塾を開校している。

 この例からホリエモンが言いたいのは、少なくとも自分がブランド力を持っている必要なんてなく、大切なのは現状をうまく利用すべきということ。「というよりも、そもそも『個人塾ですけど』という質問自体が終わっているよね」と大胆な発言まで。一体どういうことか?
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 有名講師の名物授業をネットでいつでも受けることができる「スタディサプリ」など、現代はネットを使えば高度な授業を人数に関係なく提供することができる。

 これは経営者の目線で言えば、自分にブランド力がなくても一度有名講師と契約さえできれば、ブランド力のある授業をいつでも提供できるということ。だから、自分にブランド力がないことを気にする必要は全くないのだ。

ホリエモン「ブランド力がなければ、良いとこ取りすれば?」

 例えば、ホリエモンが知っている経営者は、MBAで教鞭をとる超有名教授 コトラーと契約、数十万円の授業を5万人が受講するほどの規模になったのだという。ここまでの規模になれば、ライセンス料だけでも年間数億円の儲け。

 もちろん、坪田氏のように自身にブランド力があれば自分で教壇に立つのもアリだが、仮にそうでなくてもこのような手法をとることができる。講師としてのブランド力がなければ、それを持っているところから良いとこどりをすればいいのだ。
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 さらに、今回のゲストでスマホのカメラから英語講師がいつでも対応してくれるスマホ家庭教師サービス「manabo」を運営する株式会社manaboの代表取締役社長 三橋克仁氏は、日本より動画教材サービスがたくさん存在しているアメリカでのビジネスを説明。アメリカでは、目的の資格や知識を得るために無料の教育コンテンツのうちどれをどのような順番で視聴すればいいかを説明した授業カリキュラムのようなものが販売されているというのだ。

 このように、わざわざ自分でブランド力のある授業ができるようにならなくても、現代には支えになってくれるサービスがたくさん存在している。そんな状況で個人塾経営者として質問すること自体が、ホリエモンからすれば時代遅れだったのだろう。自分に必要な素養がなければ、外部から良いとこどりする。そうやってショートカットすれば
、これまで考えていなかったほどのスピードでビジネスをスケールさせることができるはずだ。

  ホリエモンがネット時代におけるビジネスの考え方を語った『堀江貴文のQ&A「今時はいいとこ取り!?」〜vol.780〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!

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