LINEモバイルは3月14日に開催された記者発表会にて、新CMを発表。同CMのキャラクターには、女優のんさんが抜擢された。
「LINEモバイル」はLINEモバイル株式会社がMVNOとして運営する通信サービス。いわゆる格安SIMだ。LINEやFacebook、Twitterなど、一部サービスに関する通信量をカウントしない「カウントフリー」を採用するのが特徴。なお、カウントフリーの対象となるサービスは、プラン内容によって異なる。
初夏に向けて新サービスを準備中
今回の記者発表会では、同社代表取締役・嘉戸彩乃(かどあやの)さんが登壇。サービスインより、「プランの進化」「速度」「サポート」の3点に注力して来たことを語った。
近況としては、1月より「MUSIC+プラン」が追加されたことが紹介された。また、3月にはLINEのアプリケーションに「ニュース」タブが追加されており、こちらもLINEモバイルでカウントフリーの対象となっている。
同サービスの申込完了件数は順調に成長しており、昨年10月から2月にかけて、約2.4倍に増加。アマゾンでの販売も開始しており、「SIMカード」部門の売れ筋ランキングでは2位を獲得したことがアピールされた。
また、音声通話対応プランを選択する割合が増えたことも強調。具体的には、昨年10月に50%弱だった割合が、2月には65%を超えている。それにより、ユーザー平均月額基本利用料も増加した。
LINEモバイルユーザーを対象とした満足度調査では、ユーザー総合満足度93%を記録したという。月間平均解約率も1.2%以下であったことを踏まえ、「私たちの提供の仕方は間違っていなかった」と嘉戸氏は述べる。
今後の戦略については、「サービス」「タッチポイント」「プロモーション」の3点が取り上げられた。
まず、初夏までに2つのサービスを提供予定とのこと。「MUSIC+プラン」のカウントフリー対象サービスを拡大し、「通話定額オプション」についても新たに提供される予定だ。
また、従来はネット中心だったタッチポイントについて、今後は実店舗でも展開される。3月15日からは、ビックカメラ、ヨドバシカメラ全国10店舗より、即日開通への対応を開始。詳細は今後となるが、100箇所以上での展開を目指すという。
女優のんさん出演の新CMについて
従来口コミやネット記事の評価に依存していたプロモーションについては、新たにテレビCMを展開する。キャッチコピーは「愛と革新」。
CMは、白いシャツを着たのんさんがじっと立つシンプルな演出となっている。
発表会には、女優のん(本名:能年玲奈)さんも登壇。やや緊張した面持ちで「ここまで究極にシンプルなCMってかっこいいな」、と同CMの印象について述べた。
同CMは3月15日より、全国で放映される。
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