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ビジネス&健康管理をいかに両立するか:Apple Watchを活用した健康管理テクニック

井上 晃

2017/03/10(最終更新日:2017/03/10)


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 活き活きと仕事をし続けるためには、各個人が自身の健康管理を徹底することが重要だ。個人の意識が改善されなければ、だらだらと長時間労働は続き、運動時間は反比例して減っていく。気付いたらおなかポッコリ、なんてこともよく聴く話。しかし、漠然と「意識を変えろ」と唱えられたところで、人の心は動きにくい。

 そこで、自身の健康管理を意識するキッカケとして「Apple Watch」を使った方法を提案したい。ポイントは「運動する習慣を身につける」こと。もちろん健康維持にも役立つが、それ以上に運動するための時間を作る癖がつく。そのためには、仕事を効率化し、時間の使い方を工夫せざるを得なくなる。上手くいけば、一石二鳥となるだろう。

Apple Watchは4万円あれば手に入る

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 Apple Watchは、iPhoneとペアリングして使用するウォッチ型デバイス。スマホと同様、ディスプレイをタッチするなどして操作できる。ケース裏面には、心拍センサーを搭載。血液が緑色光を吸収する性質を利用した「光電式容積脈波記録法(フォトプレチスモグラフィ)」で心拍数を測定する。また、内蔵する加速度センサーによって、運動量を測定できる。

 Apple Watchは、性能の異なる「Series 1」「Series 2」という2種類のケースで展開する。できれば「Series 2」の方を選びたい。GPS内蔵、50メートル耐水、Felica内蔵など、お目当ての便利機能は、後者のみが対応するからだ。

  価格は、Series 1が2万7,800円(税別)~、Series 2が3万7,800円(税別)~。ケースやバンドの組み合わせで価格は変わるが、割安な組み合わせを選択した場合、どちらも4万円を下回る価格で入手できる。

消費カロリーの目標値を【+200~500kcal】で設定すべし

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 今回注目のアプリは「アクティビティ」だ。同アプリ画面で表示される3本のリングは、外側から順に「ムーブ(消費カロリー)」「エクササイズ(運動時間)」「スタンド(立っている頻度)」を示しており、運動すればその分だけ、線が伸びていく。毎日リングを完成させることを目指せばよい。

 3本のリングでポイントとなるのは、赤で記された「ムーブ」。運動による消費カロリーの目標値は、自身でカスタマイズできる。

ムーブゴールを設定しよう

  まず何も考えずに(特に意識的な運動をせずに)、1日のムーブを計測してみる。この値が例えば平均300kcalだったと仮定したい。設定するゴールは、この値よりも少し多めにしておこう。もちろん人によって異なるが、200~500kcalをプラスするとちょうどよいだろう。つまり、500~800kcal/日だ。
  
 +200~500kcalという数字だけ見ると「なんだ大したことないな」と想像する人も多いだろう。しかし、1時間弱のウォーキングをした場合の消費カロリーが約200kcal。+500kcalで設定したら少なくとも1~2時間の集中した運動が必要になると思ってほしい。働く大人にとっては、絶妙な厳しさだ。

 あとは、とにかく目標値を達成するように努力する。身体を壊さない程度に、できれば毎日続ける。コツは「早朝に起きて少し走る」「通勤路で数駅分歩く」「なるべく階段を使う」「歩く際は良く腕を振る」など、細かく運動する時間を作ること。最初は、数週間で集中して行い、慣れてきたら習慣化する。

 ゲーム感覚で長期間続けることが重要だ。

アプリを活用して楽しく続けられる

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 「アクティビティ」アプリでも、日常の活動量は問題なく測定できる。しかし、ランニングなどを集中して行う際や、エアロバイクなど動きが分かりづらいエクササイズを行う際には、「ワークアウト」アプリを活用することになる。

 例えば、ランニングの際には、「今日は30分走る」「今日は100kcal分走る」など、目標値を設定しやすいのがメリット。計測したデータはiPhone側の「アクティビティ」アプリに自動で同期されることも便利な点だ。ちなみに、タイムを意識して走るなら「Nike+ Run Club」など、ランナー向けのアプリを使ってもよい。

 また、Apple Watch本体に楽曲を保存できることもポイント。AirPodsなどのBluetoothイヤホン経由であればiPhoneを持ち歩かずとも、音楽を楽しみつつ運動できる。

 さらに、Apple Watch Series 2なら「Apple Pay」が利用可能。「iD」「QUICKPay」「Suica」に対応する店舗で、支払いに使える。ランニング時にコンビニや自動販売機で飲み物を買えるし、定期入れを取り出さずに電車やバスに乗れる。

 ちなみに、iPhone 7/7 Plusを持っていないユーザーでも、iPhone 5以降があればApple Payデビューできるので、覚えておこう。

「春らしいこと」に挑戦してみてはいかがだろうか

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 筆者はApple Watchを発売当初から使い続けているが、「Series 2」の使い勝手は非常に良い。iPhoneと並び、手放せないアイテムの一つとなったことを実感する。

 最近、急に春めいてきた。今になって冬の運動不足を感じる人もいるだろう。新生活を楽しみにする人も多いだろう。少し春を先取りして、運動をスタートするキッカケづくりとして、「Apple Watch」にチャレンジしてみてはいかがだろうか。自身の健康管理に対する意識はきっと変わるはずだ。

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