3月6日に発表された2月の車名別の新車販売台数で、ホンダの軽自動車「N-BOX」が3ヶ月連続の首位となった。近年の軽自動車の売上でもトップの地位を不動にしつつある。
老若男女、幅広く支持されているN-BOX。何がユーザーを惹きつけるのか? N-BOXの人気の秘訣を探ってみた。
人気の秘訣①:カラー、モデルともにバリエーション豊富
出典:www.honda.co.jp用途に合わせて選べるモデル
N-BOXは通常モデル以外にも、N-BOXプラス、N-BOXカスタム、N-BOXカスタムプラスなどから選べる。
N-BOXプラスは外装のデザインは通常モデルとほとんど同じだが、室内長が30cm短く、荷室スペースがその分長くなっている。
ターゲットは、親の介護などが必要なファミリー層。
出典:www.honda.co.jp N-BOXカスタムはライトやバンパーなど、外観をスタイリッシュにしたモデル。通常性能は変わらないが、販売台数は通常モデルと拮抗。人気モデルとなっている。
全20種! 超豊富なカラーバリエーション
選べるカラーが多いのもN-BOXの魅力。通常モデルだと、20種類のカラーから、カスタムだと12種類から選ぶことができる。
出典:www.honda.co.jp 中でも特徴的なのは、2トーンカラーを採用しているところ。9種類の組み合わせから選べる。
人気の秘訣②:ゆったりと楽々収納、使いやすい車内スペース
出典:www.honda.co.jp 続いてのN-BOXの強みは、室内の広さ。外観だけだとコンパクトな車体だが、軽自動車の中では最大級の広さを誇る。
軽自動車ながら、コンパクトカーよりも広い室内を感じさせてくれる。
圧倒的広さは軽自動車の枠を超えている
出典:www.honda.co.jp N-BOXのドアはスライド式。その開口幅はどの車種よりも大きい64cm。お年寄りや子どもがいるファミリー層からの評価が高い。
もちろん、室内の広さも言うことなし。室内長は218cm。後部座席に大人が座っても、楽々足が組めるほど広いつくりだ。
室内高も140cmと子どもが立って着替えができるほど。後部座席をスライドさせて、荷室に自転車を積み込むことも可能。
後部座席をスライドさせる機能が備わった軽自動車は少なく、使用シーンに合わせてシートアレンジがしやすいのもN-BOXの特長だ。
人気の秘訣③:軽とは思えない走り、改善され続ける燃費
出典:www.honda.co.jp 小回りが効くが、走りには期待できない……軽自動車にはそんなイメージを持ちがちだが、N-BOXは軽自動車らしからぬ走りで支持を勝ち取っている。
また、広い車内と相まって、長時間の運転でも疲れないと評判。運転席の高さも軽自動車にしては高く、普通車に乗っている感覚とほとんど同じ! と感じるユーザーも多い。
どんどん改善される燃費から垣間見る「ホンダの本気度」
燃費の改善にも余念がない。発売当初は「22.2km/L」と、ライバル車と比べ優れた数字ではない。だが、何度かの改善で今では「25.6km/L」まで上昇。
2000年代後半までは軽自動車が手薄だったホンダ。方針を転換してNシリーズを手始めに、ラインナップを充実させてきた。N-BOXはその中でもF1開発に携わったスタッフが関わるなど、力の入った車種。
繰り返す燃費改善からは、多方面から最上を求める「ホンダの本気度」が垣間見える部分でもある。
2016年も通算4度目となる軽自動車トップの売上を記録したN-BOX。売れ続ける理由は、使いやすさと走りが両立した軽自動車らしからぬ性能にあった。
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