トーンモバイルは、MVNOサービス「TONE」で提供している子どもや家族の見守りサービス「TONEファミリー」のアップデートを3月1日に実施する。
TONEファミリーは、子どもの現在地やアプリの利用状況を家族が見守れるサービス。今回のアップデートでは、登録した家族の情報を最大5人まで同時に確認できる「TONE見守り」アプリ(iOS、Androidに対応)の提供を開始する。
また、新しい機能やサービスを開発する「Co-Development Project」を始動。その第1弾として、30代の子育て世代の女性に人気を集める女性誌「VERY」とコラボレーションし、“スマホネイティブ”の子どもと、その親が安心して使えるサービスを開発する。
iOS、Android向けに「TONE見守り」アプリを提供
「TONE見守り」アプリは、手持ちのスマホにインストールすると、現在地や過去の位置情報、アプリの利用状況、ライフログデータなどの家族の情報をダッシュボードのようなインターフェイスで一目で確認できるアプリ。
「歩いている」「乗り物に乗っている」といった行動の変化を検知し、地図上で確認できるほか、見守りの対象となる子どもがあらかじめ設定した場所(学校・塾など)に出入りした際や、移動手段が変わった際などにリアルタイムで通知を受け取れる。
また、子どもにボタンひとつで無料通話ができる機能を備えるほか、これまで100回が上限だった現在地確認は、回数無制限で利用できるようになる。
トーンモバイルの代表取締役社長・CEOの石田宏樹氏は、現在の親子間でのスマホの使われ方について、「親側は管理したいが、子ども側はあまり管理されたくない」という“ギャップ”があるとし、それを解消するのがダッシュボード機能であると、今回のアップデートの狙いを説明した。
3日間制限を撤廃&緊急速報メールに対応
MVNOサービス「TONE」の機能アップデートも実施される。3月1日以降、3日間で300MB以上の容量を使うと通信速度が制限される仕組みを撤廃する。
また、4月以降のアップデートにより、MVNOとしては初めて緊急速報メール(緊急地震速報、津波警報、気象に関する特別警報などの情報を受け取れるサービス)に対応する。
春商戦に向けたキャンペーンも実施
春商戦に向けて「春のおトク!キャンペーン」を2月24日から開始することも発表された。
今春のキャンペーンでは、19歳以下のユーザー(または同一名義で複数台同時に契約したユーザー)は、「基本プラン月額料金1年無料」、もしくは「端末料金1万円値引き」のいずれかを選択できる。
女性誌「VERY」とのコラボで“ママ目線”のサービスを開発
ユーザーのライフスタイルに合わせてさまざまな企業・団体などと共同で独自のスマートフォンやサービスを開発する「Co-Development Project」の第1弾として、女性誌「VERY」とのコラボレーション企画もスタート。今夏のサービス提供開始を目標に、「世界一子どもに持たせたい」スマホサービスの開発を共同で進める。
発表会には、「VERY」編集長の今尾朝子氏が登壇。同誌の読者には、スマホについてよくわからず苦手意識を持っている人が多いとし、「”わからない”ということを逆に武器にして、石田さんにいろんな球を投げていきたい」と意気込みを語った。
また、読者にインタビューを重ねるなかで、「機能が複雑すぎてわからない」「何にお金を払っているのかわからない」という声をよく聞くという。そうした声に応えるために、「シンプルに必要なものだけを届けたい」と、今回のコラボレーションにかける期待を述べた。
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