アメリカン・スポーツカーの代名詞的な存在となっている「シボレー コルベット」。その現行モデルの中でもピュアスポーツグレードに位置付けられる「グランスポーツ」に、よりレーシングイメージを強調した限定モデル「グランスポーツ コレクター ディション」が追加された。
レーシングテクノロジーを駆使したマシンをさらにレーシーに
「グランスポーツ コレクター エディション」の販売台数は世界限定1,000台で、日本に導入されるのはわずかに5台。その名の通りコレクターズアイテムになりそうな車種だ。
ベースとなる「グランスポーツ」は6.2LのV8自然吸気エンジンを搭載し、343kW(466PS)の最高出力と630Nmの最大トルクを発揮。贅肉を削ぎ落とした2シーターのボディを時速60マイル(約100km/h)まで3.6秒で加速させる。
レーシングマシン同様のドライサンプ式のオイルシステムを採用することで、重心を低く抑え、強い横Gのかかるコーナーリング時も安定的にオイルを供給できるようにしている。
元々はレーシングマシンとして作られたモデルに与えられていた「グランスポーツ」の名を冠するだけあり、レースで培ったテクノロジーを惜しみなく採り入れたマシンだ。
「シボレー コルベット グランスポーツ コレクター エディション」は、このマシンのパフォーマンスはそのままに、さらにレーシーなイメージを高めた仕様。ボディカラーはアメリカの公道レース発症の地の名前をとったワトキンスグレングレーメタリック。このシックだが迫力あるカラーに、鮮やかなテンションブルーのハッシュマークが映えるデザインだ。
エンジンフードからリアハッチにかけてはサテンブラックのストライプが施され、ホイールとブレーキキャリパーもブラック仕様となっており足元を引き締めている。
インテリア外観と統一されたイメージでテンションブルーのレザーとスウェードでラッピング。さらに同じくブルーでアクセントステッチ縫製を施すなど細かな部分にも手がかけられている。
レーシングカー並みのスペックを誇るマシンをベースに、さらに引き締まったイメージを高めた限定モデル。価格は1,277万円となっており、センターコンソールには限定マシンらしいシリアルナンバーを記したプレートが装着される。わずか5台の希少マシンを手に入れられた人は相当な幸運だ。
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