仕事を効率よく終わらせて、早く帰りたい——。効率的に仕事をするスキルは、社会人が欲するものの1つ。
今回は、効率的に仕事を終わらせることができるビジネスパーソンは知っている「常識的な」PCのショートカットキーを紹介したい。いずれも基礎的なものなので、ショートカットキーを使いこなせていない読者はしっかり勉強してほしい。
【使用頻度:高】Ctrlキー編
ショートカットキーで使用するキーは、主に「Ctrl」「Alt」「Shift」「Windows」の4つ。まずは基礎的な操作も多いCtrlキーとの組み合わせを見ていこう。
Ctrlキー編
- Ctrl+C:選択範囲をコピー
- Ctrl+V:選択範囲を貼り付け
- Ctrl+X:選択範囲を切り取り
- Ctrl+A:表示テキスト、ファイルを全て選択
- Ctrl+D:開いているページのお気に入り追加
- Ctrl+F:ページ・ファイル内の文字検索ウィンドウを開く
- Ctrl+P:印刷画面を開く
- Ctrl+N:現在閲覧しているページのウィンドウをもう1つ開く、ファイルの新規作成
- Ctrl+O:選択ファイルを開く
- Ctrl+S:保存する
- Ctrl+W:閲覧しているページタブを閉じる
- Ctrl+Z:1つ前の状態に戻す
- Ctrl+Y:1つ前の作業繰り返し
- Ctrl+→:アドレスバーの操作カーソル「→」に移動
- Ctrl+←:アドレスバーの操作カーソル「←」に移動
私が多用しているのは「Ctrl+Z」。タイピングのときだけでなく、パワーポイントやPhotoshopなどの作業でも活用している。
いちいちマウスやタッチパッドを使わなくても、キーボード上だけで済んでしまうことがこれだけあるのだ。覚えておいて損はない。
【マウス操作不必要?】Altキー編
Altキーの組み合わせは、特に覚える必要がない。しかし、Altキーを使いこなせば、ほぼ全てのマウス操作の再現ができる。
Altキーを押すと、アルファベットがリボンに表示される。 WindowsではAltキーを押すと、フォントサイズやカラーなどが表示される「リボン」にアルファベットが表示されるようになる。画面にアルファベットが表示されるので、キーの組み合わせを覚える必要がないのだ。
それでは、使用頻度の高いAltキーの組み合わせを見てみよう。
Altキー編
- Alt→H→F→C:フォントの色変更
- Alt→H→F→F:フォント変更
- Alt→H→F→S:フォントサイズ変更
- Alt→H→A→C:文字中央寄せ
- Alt→H→A→L:文字左寄せ
- Alt→H→A→R:文字右寄せ
- Alt→H→W:文字折り返し有効(Excel)
- Alt+tab:実行中アプリの切り替え
どれも資料を作る際には、欠かせない操作だ。私も、パワーポイントの資料を作る際にもっとAltキーを早く知っていれば……と後悔した。
「Alt+tab」だけは、Altキーを押したままtabキーを押せばOK。それ以外は、キーを順番に押す必要があるので気を付けよう。
ぜひ読者には、本記事を読んだらすぐにショートカットキーを試してみてほしい。
【覚えやすいキーばかり】Shiftキー編
ショートカットキーといえば、忘れてはいけないのがShiftキーの存在だ。ファイル整理に役立つキーもあるので、こちらも覚えておきたい。
Shiftキー編
- Shift+Delete:ゴミ箱に入れずに完全削除する
- Shift+Esc:入力したテキスト全てを変換前の状態に戻す
- Shift+ひらがな:カタカナ入力モードに切り替える
- Shift+Caps Lock:テキスト入力の大文字・小文字の切り替え
「Shift+Delete」は、ファイル整理をする際によく使う。通常作業で、画像などを削除する場合は1度ごみ箱に入ってしまう。このショートカットキーを使えば、すぐにストレージの節約ができるのだ。
【PCの基本操作】Windowsキー編
Windowsキーは、スタート画面を開く機能だけではない。他のキーと組み合わせることで、ログオフやファイル画面を開くことができる。
Windowsキー編
- Windowsキー+D:開いているウィンドウ全て最小化・復元
- Windowsキー+E:ファイル画面を開く
- Windowsキー+L:ログオフする
以上、効率的に仕事をしたいビジネスパーソンにとって基本的なショートカットキーを紹介した。ショートカットキーは、実際に使用する癖をつけていかなければなかなか覚えることができない。
マウスに頼りたくなる気持ちを抑えて、キーボード上だけで操作するのが大切だ。ショートカットキーを使いこなして、効率的に仕事ができるビジネスパーソンを目指そう。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう