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北米での人気No.1ミニバン「オデッセイ」の新型の進化に見えた支持されるの理由

増谷茂樹

2017/01/25(最終更新日:2017/01/25)


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 米国市場で2010年から7年連続でミニバンの販売台数トップの座を獲得し、累計で約250万台を売り上げているホンダの「オデッセイ」。

 その北米向け「オデッセイ」の新型がデトロイトモーターショーで世界初公開された。走りの性能を高めただけでなく、クラストップの荷室容量や先進の安全機能など、上級ミニバンらしいポイントを進化させている。

パワートレインとボディを一新

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 「オデッセイ」が高い人気を得ている理由は底床・低重心による走りの性能の高さと、広い室内空間の両立だ。5代目となる新型ではパワートレインを一新。

 3.5LのV6直噴i-VTECエンジンはVCM(可変シリンダーシステム)を採用し、280PSという先代モデルに比べて32PSアップした最高出力と優れた燃費を両立している。組み合わせられるのはミニバンでは初となる10速のオートマチックトランスミッションで、上質で滑らかな加速感を実現した。

 新開発のボディにはマグネシウムやアルミニウム、剛性の高い超高張力鋼板を採用し、軽量化とボディ剛性を高いレベルで両立。精密なハンドリングと上質な乗り心地をさらに向上させている。

家族を見守る赤外線カメラも搭載

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 ファミリーユーザーの高い支持によって人気を維持してきたモデルだけに、使い勝手が良く、快適な車内空間の確保にも抜かりはない。「マジックスライドシート」と名付けられた2列目シートはセンターシートを脱着可能とし、真横にスライドする機構を搭載。

 2列目にチャイルドシートを装着した状態でも、スムーズに3列目シートにアクセス可能としているほか、2列目も座席を近付けたり離したり多彩なアレンジが可能だ。

 広大な車内で離れて座ることになる乗員同士を「つなげる」機能も追加されている。ドライバーが後部座席の乗員にスピーカーやヘッドフォンを通して話し掛けることができる「Cabin Talk(キャビントーク)」を搭載したほか、遮音ガラスや3層ドアシールの採用で外部からのノイズを低減し静粛な車内でストレスのない会話が楽しめるようにした。

 後部座席の様子を映し出す赤外線カメラも搭載されており、暗い車内でも2列目、3列目シートの状況を8インチモニターで見守ることができる「Cabin Watch(キャビンウォッチ)」も採用している。

先進の安全・安心装備も採用

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 いわゆる自動ブレーキやアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)、車線維持支援システム(LKAS)などをパッケージにした先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を主要グレードに標準装備。運転席や助手席にはニーエアバッグを搭載するなど、安全性のレベルも高められている。
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 路面に合わせて駆動力の伝わり方をコントロールする「Intelligent Traction Management(インテリジェント・トラクション・マネージメント)」は、スノーモードにも対応し、電子制御でハンドリングをアシストする「アジャイルハンドリング・アシスト」により、さまざまな天候でも安定感のある運転フィールを実現している。
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 走行性能だけでなく居住性や快適性、そして安全機能まで全局面で進化を遂げた新型「オデッセイ」。北米での発売は今春を予定している。価格などは未発表だが、SUV人気の高い北米市場においても、まだまだ高い支持を維持し続けそうだ。

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