Facebook、Twitter、Instagram……スマートフォンの普及に伴い、多くの人が利用するようになったSNS。中でも画像投稿型のSNS「Instagram」は、20代の若者を中心に人気を集めている。
芸能人のアクティブユーザーも多いInstagram。同SNSは、2016年にアプリのアイコンをガラリと変えるなど、大きなアップデートをしている。今回は、Instagramが2016年にアップデートした機能について紹介していきたい。
2015年の伸び率第1位の「Instagram」
黒歴史が掘り起こされることで最近話題になったmixi、2016年にサービスを終了することが決定した前略プロフィール……SNS業界の移り変わりは激しい。
筆者が個人的に感じているSNSの変化は、大学生などの若いユーザーがTwitterやFacebookから離れていっているという点だ。アカウントは残っているものの、全く更新をしない人や、稀に投稿する人などが増えいると感じる。
Twitter、Facebookを利用しないユーザーたちの主なWeb生息地は、Instagramだ。更新頻度は個人差はあるが、Twitterのように日常的に利用するユーザーは少ない。しかし、他のSNSは更新をせずにInstagramだけに出没するユーザーもいることから、現在、若者が最もアクティブなSNSは「Instagram」であることがわかる。
<2016年版>Instagramの新機能!
2016年、Instagramが変わった点はアプリのロゴだけではない。2016年に行われた主要なアップデートを紹介していきたい。
複数のアカウント作成が可能に
Twitterでは、裏アカウントと呼ばれる、本来のアカウントで繋がっている人には公表したくない趣味や自分の呟きをするアカウントを持っている人がいる。このような人はアカウントを複数持っていることが多いため、Twitterではアカウントの切り替えが簡単にできるようになっている。
ユーザーが急増しているInstagramでも、複数アカウントの文化は根付き始めている。「勉強垢」「読書垢」「料理垢」など、趣味ごとにアカウントを作る人が多いようだ。
アカウントを追加するためには、マイページの右上にある歯車のアイコンをタップ。「アカウントの追加」の項目から設定する。
設定後は、マイページの画面上部にあるユーザーネームをタップすると、切り替えアカウントが表示されるようになる。
動画再生時間が15秒から60秒に
2016年のInstagramは、動画機能のアップデートが目立った。投稿できる動画の長さが60秒になったのだ。今までよりも4倍の長さの動画を投稿できるようになったことで、「写真投稿SNS」から「動画投稿SNS」としての機能も果たすようになったのだ。
その他にも動画まわりでは、動画の再生回数が表示される機能が追加されている。
翻訳機能を追加
他のSNSでもリリースされていた翻訳機能を、Instagramでも追加。英文投稿されたものには、文章の下部に「翻訳を見る」ボタンが表示される。ボタンをタップするだけで、翻訳文が表示される。
検索ページにおすすめの動画が表示される
ページ下にある虫眼鏡マークをタップすると、おすすめの動画が表示されるようになった。このページを見ることによって、今まで関わりのなかったユーザーとの新たな出会いが創出されるようになった。
筆者の友人も、「Instagramでおすすめの動画とか見ちゃう~」と以前話していた。移動時間や暇な時間にスマホを見るユーザーにとって、ちょうどいい機能なのだ。
新機能「Instagram Stories」
8月3日にリリースされた「Instagram Stories(以下、Stories)」。その場で撮影した動画を共有できる機能で、24時間後に消えるというのが特徴だ。
Storiesは通常のタイムラインには表示されず、タイムライン上部にフォロワーの新着ストーリーが表示されるようになっている。
いいね!やコメントをつけることもできず、見ることを強制されない新機能Stories。通常の写真投稿と異なり、文字を書き込んだりスタンプを貼ったりなど、様々な機能が付加されている。
11月には、再生と逆再生をループする1秒動画が簡単に作成できる「Boomerang」や消える写真をDM(ダイレクトメッセージ)で送れる機能などがリリースされている。
Storiesは通常のタイムラインには表示されず、タイムライン上部にフォロワーの新着ストーリーが表示されるようになっている。
いいね!やコメントをつけることもできず、見ることを強制されない新機能Stories。通常の写真投稿と異なり、文字を書き込んだりスタンプを貼ったりなど、様々な機能が付加されている。
11月には、再生と逆再生をループする1秒動画が簡単に作成できる「Boomerang」や消える写真をDM(ダイレクトメッセージ)で送れる機能などがリリースされている。
欲しかった「あの機能」がリリースされた!
今までのInstagramでは、写真の拡大や下書き保存などができなかった。それが2016年のアップデートによって可能になったのだ。筆者個人としては、この機能が一番嬉しい。Instagram初心者のころは、拡大しようとして画像を2回タップして、いいね!をしてしまうことが多々あったからだ。
写真の拡大は、タイムラインに表示される画像をピンチアウトすればOK。
下書き保存は、文字を入力する画面から2画面戻ると「下書き保存」のポップアップが出てくる。
「下書き保存」のボタンをタップすれば保存完了だ。
下書きしたものは、投稿画面の写真選択欄の上部に表示される。表示されたものをタップすれば再編集も可能だ。
「下書き保存」のボタンをタップすれば保存完了だ。
下書きしたものは、投稿画面の写真選択欄の上部に表示される。表示されたものをタップすれば再編集も可能だ。
その他にも、コメントにいいね!を付ける機能が追加された。手軽に相手にリアクションを返すことができるようになったのだ。
また、投稿に対するコメントをオフにする機能も登場。コメントが付かない設定にするためには、投稿時の詳細設定からコメントオフにチェックを入れる。もしくは、投稿後、写真右上の3つの点のアイコンをタップして出てくるポップアップから「コメントオフ」を選択する。
他人の投稿を保存できる「ブックマーク機能」
右端のラベルマークをタップするとブックマーク完了。 他の人の投稿をブックマークできる機能。お気に入りの動画や写真を保存しておくことで、後でまとめて見直すことが可能になった。
保存したものの一覧は自分しか見ることができないので、個人的な趣味で投稿をブックマークしてもOKだ。
Instagram、全ての機能を使いこなせてる?
様々な機能がリリースされているInstagram。ちなみに筆者は未だに全ての機能を使いこなせていない。今回は、2016年にリリースされたInstagram Storiesとハッシュタグに焦点を当てて紹介していきたい。
ハマる人が続出……? Instagram Stories
マイページの上部に表示されるInstagram Stories。手書きのコメントなどが付いた短い動画を楽しむことができる。
筆者もいまいち使いこなせないStoriesだが、ほぼ毎日のようにStoriesに投稿している友人がいるので、その友人にInstagram Storiesの魅力について聞いてみた。
Instagram Storiesのここが良い!
- 短時間で撮れて、すぐにアップできる
- 24時間後には消えるから投稿にこだわる必要がない
- 今の状況を気軽に発信できる
- タイムラインに表示されないから、たくさん更新できる
気楽に、手軽に、日常を共有できる点が、多くの若者に利用される理由のようだ。
以前、人気を博した10秒で写真が消えるアプリ“Snapchat”。同アプリと似たような機能のInstagram Storiesだが、Snapchatは利用していないのか? と友人に聞いてみると、Snapchatを利用している人が殆どいなくなってしまった……と話していた。
Instagramのアクティブユーザーの数も、Storiesが普及した一因のようだ。
Storiesのやり方は、トップページを右にスライド。撮影画面が表示されるので、シャッターボタンを押せば写真、シャッターボタンを長押しすると動画が撮れる。撮ったものをストーリーに投稿するためには、左下にあるストーリーのボタンか、右側の白の矢印ボタンからストーリーを選択して送信をタップすればOKだ。
#YOLO? #f4f? ハッシュタグの意味がわからない……
若者を中心に、ハッシュタグを複数つける投稿が多く見られる。その投稿の中には、意味がわかりにくいハッシュタグも存在する。最近、筆者が目にした意味がわからないハッシュタグを紹介したい。
意味がわからないハッシュタグ
- #YOLO:You only live once。人生一度きり
- #f4f:Fllow for follow。フォローしてくれたらフォローする
- #like4like #l4l:Like for like。いいね!くれたら、いいね!返す
- #photooftheday:photo of the day。本日のベストショット
- #instagood #instalike #instamood:とにかくいいね! が欲しい人向けのタグ
- #tbt:Throwback Thursday。木曜日に昔の写真をアップして、思い出をシェアしよう
- #ootd:Outfit Of The Day。今日のコーディネート
- #me:自撮りなどアップするタグ
ハッシュタグの意味を調べてみて、とても勉強になった。Instagramでは、独自の文化が根付き、若者を中心にすっかり浸透しているようだ。
以上、Instagramの2016年主要アップデートをまとめて紹介した。今までユーザーが欲しがっていた機能だけでなく、新たな動画機能が追加された。利便性を向上し、ユーザーが飽きない新機能を追加したInstagram。まだまだユーザーが増えていきそうだ。
今後、Instagramがどう変化していくのか、どういった文化が根付いていくのか、注目していきたい。
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