定番のスニーカーブランド「CONVERSE(コンバース)」。同ブランドの中でも、特に多くの人々に愛用されているのが「ALL STAR」シリーズだ。
2017年、世界中で愛されるALL STARは100周年を迎える。今回は、そんなALL STARの今昔について注目していきたい。
鉄板スニーカー「ALL STAR」の始まりは“バッシュ”
出典:www.converse.co.jp カジュアルなファッションにも、きれいめなファッションにも使いやすいALL STAR。スニーカーの定番となったALL STARの歴史について紹介したい。
1908年、マーキス・M・コンバース氏によって設立されたCONVERSE。降雪量が多く、雨や雪の中で作業しなくてはならないマサチューセッツ州で、雨や雪の中でも作業できるラバーシューズを作り始めたのが同社の起源と言われる。
冬場に売れるラバーシューズ。創業者のコンバース氏は、通年で販売できる商品を考えた結果「バスケットボール専用のシューズ」に行き着いた。そして、今から100年前、1917年に「キャンバス オールスター」が誕生したのだ。
当時のモデルは、プレイヤーの足首を保護するハイカットデザイン。現在も世界中で愛されているALL STARのハイカットスニーカーと、殆ど変わらぬものだった。
1971年、ALL STARはストリートへ
プロバスケットボールだけでなく、バドミントンやテニスのシューズも生産するようになったCONVERSE社。スポーツ界で普及したその名前は、徐々にコートの外にも広まり始めた。
1971年、キャンバス オールスターのカラーバリエーションを8色に増加。1984年には「Fashion All Stars」と名付けた柄や素材にこだわった商品を発売するなど、着々とストリートにCONVERSEの名を浸透させていった。
100周年を迎えた「永遠の定番」の進化
1917年にバッシュとして誕生したALL STAR。2017年に100周年を迎える同シリーズから、「ALL STAR 100」が発売。よりタフに、快適に、しかし今までのカタチを大切にしながら進化したALL STAR 100を見ていこう。
CONVERSEオリジナルのインソール「REACT」とアウトソール
出典:www.converse.co.jp 滑りにくい表地、足にフィットする低反発フォーム、軽くて弾力性のあるオリジナルの素材、靴の中の熱気を逃がす通気孔……これらの機能を持った多重構造のインソールが、今までにない快適性を実現している。
また、今までのソールよりも更に滑りにくくなったCONVERSEオリジナルのアウトソール「TranctionSole」も搭載。バッシュとラバーシューズという、CONVERSE社の原点の機能を彷彿とさせるこだわりポイントだ。
定番マークがメタリックブルーに
出典:www.converse.co.jp コンバースのハイカットスニーカーといえば、円の中に星マークとブランドロゴが描かれた上の写真のマークだ。通常の白のALL STARでは、星の部分は紺色。100周年記念モデルのALL STAR 100では、アンクルパッチの星の部分が光沢感のあるメタリックブルーになっている。
出典:www.converse.co.jp 足首の部分だけでなく、ヒール部分のデザインも新しくなっている。クラシックでいて、CONVERSEらしいヒールラベル。ラベルの表面をコーティングし、こすれによるプリント剥がれを軽減している。
100周年の記念モデルらしい、特別感のあるデザインだ。
ALL STARの美しいシルエットをキープ
出典:www.converse.co.jp 温度によって柔らかくなる、低反発性と衝撃吸収能力を持ったメモリーフォームを内蔵したALL STAR 100。フィット感の向上させるだけでなく、スニーカーのタン部分のヨレも防止してくれる。
足の後ろ側部分、ライニングにもフォームが内蔵。さらに、消臭抗菌加工がされていて、メッシュ状になっているので衛生的にも優れている。
型が崩れやすいタン部分と、かかと部分も進化したのだ。
2017年、CONVERSEから目が離せない
出典:www.converse.co.jp 2016年12月の時点で、既にALL STAR 100シリーズは何種類か販売されている。定番のハイカット「ALL STAR 100 COLORS HI」や、星条旗をイメージした「ALL STAR 100 STARS&BARS HI」などだ。
2月以降はナイロン素材やデニム素材のALL STARが登場する。少しでもALL STARの記念モデルが気になる読者は、CONVERSEの新商品情報を随時チェックしてほしい。
また、CONVERSEのALL STAR 100周年記念サイトでは、ALL STARと最先端テクノロジーがコラボしたスニーカーが公開。スピーカーを内蔵したALL STAR、“AI”を搭載したALL STAR、指圧をすると反応するALL STARなどユニークなものばかりだ。
今後、そのハイテクスニーカーを使ったプロモーションなどが展開される可能性もあるので、2017年はCONVERSEに注目が集まることが考えられる。
オリジナルが作れる「White atelier BY CONVERSE」
出典:whiteatelier-by-converse.jp ALL STAR 100について紹介してきたが、CONVERSEの定番といえばALL STARの白のハイカットだ。垢抜けたコーディネートを実現させる白スニーカー。実は、CONVERSEでは無地の白スニーカーに、自分好みのデザインを施せる店舗がある。
それが東京、神宮前にある「White atelier BY CONVERSE」だ。真っ白なALL STARをベースに、好きな文字や柄をプリントしたり、オリジナルシューレースやブルックリンチャームのアクセサリーパーツをつけたりすることができる。
オリジナルデザインの他にも、有名アーティストとコラボしたデザインなどもある同店。他の店、オンラインショップではゲットできないオリジナルのスニーカーが欲しい読者には、ぜひ1度行ってみてほしい。
以上、100周年を迎えるCONVERSEの「ALL STAR」について紹介した。普遍的なデザインを世に提供し続けるALL STAR。筆者も小学生の頃からALL STARにはお世話になっているが、あらゆるジャンルのコーディネート、世代にも似合うブランドスニーカーは、ALL STAR以外なかなか思い浮かばない。
2015年頃に再来したスニーカーブームは、2017年もまだまだ続きそうだ。新たな相棒として、100周年を迎えるALL STARを選べば、オシャレの格が上がるに違いない。
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