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突如現る海上のイルミネーション?女性が喜ぶ!一味違うデートには工場夜景がおすすめ

Mariko Idehara

2016/12/27(最終更新日:2016/12/27)


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 冬の定番といったら、夜景。2、3年前から愛好家の口コミから始まり、メディアに多く取り上げられて、女性の人気を高めた。
 
 現在では恋人同士のデートの選択肢に入って来ているようだ。ここではそんな工場夜景の人気の理由と楽しみ方を紹介していく。

なぜ工場夜景が注目されたのか?

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はじまりは鉄道ファンからだった?

 鉄道の形状や走る風景をこよなく愛する鉄道ファン達の間では、戦前に走っていたレトロな鉄道に一定の人気がある。現代の電車では味わえない大きな音を立てて走る電車や煙を出す電車は貴重だとして多くのファンがカメラを構える。

 ある工業地帯を走る電車が特徴的な大きな音と面白い形状であることが雑誌で取り上げられたことをきっかけに、鉄道ファンの中で注目が集まった。また、その電車が走る周りの独特な雰囲気を醸し出す工場の風景も話題となり、工場夜景をカメラに収める人が続出した。
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綺麗な産物の仲間入りを果たす

 工場と言えば、高度経済成長期のシンボルともいえる。その時代の人々は、生活を豊かにしてくれる源として工場をみなし、素晴らしいものと認識していた。しかしあまりにも成長を望み過ぎた結果、多くの深刻な公害問題を生み出してしまった。それによって、工場は人間の生活からできるだけ排除しようとする動きが生まれ、ネガティブなイメージを植え付けられた。

 徐々に問題が解決され始めると工場に対しても安心感をもたれるようになった。綺麗に見せようと意図的に作られたものではないが、工業地帯にしか見ることが出来ない雰囲気や夜景をカメラに収めて、SNSで発信する人が出て来たことをきっかけに美しい対象として工場が見られ始めた。また産業遺産が世界遺産に認定されるなど注目されたことで、より人気が出ている。

都内からアクセス便利!おすすめ3箇所を紹介

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出典:www.kitakyushu-museum.jp
 一般的に見る木や公園に備え付けられるイルミネーションは人工的に景観がデザインされるので、いつみても同じような美しい景色が広がる。

 一方で工場夜景は稼働している煙や作業を助ける電気が演出の立役者となるので、毎回見せる顔が変わり予想できない。そのような一期一会の夜景に多くの人は魅了される。今回は都内からアクセスしやすい夜景の楽しみ方を3つ紹介する。

①ジャングルクルーズで海から眺める大迫力:京浜工業地帯

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出典:www.yokohama-cruising.jp
 横浜クルージングが提供する「京浜工業夜景とみなとみらいクルーズ」海の上に突如現れる工業地帯から放たれる幻想的な夜景を楽しむことができる。工業地帯が稼働する光が海に反射し、更なるムードをつくる。

 このツアーに付いているガイドは普段お笑いやMCとして活躍しており、工場夜景の解説だけでなく面白い話を盛り込んでくれる。横浜は都内からもアクセスが良く、80分のコースで気軽に楽しめることができるので、デートなどの最後に夜景を見るのがおすすめだ。

②はとバスで工場に急接近:川崎工業地帯

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出典:www.hatobus.co.jp
 バス観光で有名なはとバスが提供する川崎工業夜景スポットを回るコース。近年人気が急上昇しているコースだ。ここの見どころは、夜景のプロが厳選したスポットだけでなく、このツアーでしか見ることが出来ない特別なスポットが用意されているところである。

 このコースはナビゲーターが解説をしながら、川崎工業地帯を数カ所回る。そのうえ、夕食もついており、半日充分に楽しむことができる。集合も東京駅でアクセスしやすく、移動はバスなのでゆったりと楽しめる。初めてで寒さに苦手な方にはとっておきのコースだ。

③まるで未来都市!展望台から眺める工場夜景:鹿島工業地帯

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出典:www.kamisu-kanko.jp
 茨城県神栖市の港公園にある展望塔は鹿島港を一望できる数少ないスポットである。神栖観光協会によると初日の出をここから拝めるそうだ。夜になると一面工業地帯の光が際立ち、工業地帯そのものがまるで未来都市になったかのような顔をみせる。また、工場の煙突から出る煙が生き物のように化して不思議な感覚に陥る。

 都内からであると、ドライブついでに行くのがおすすめだ。利用料金も安く、お散歩がてら夜景を一緒に楽しむことができる。営業時間が17時までなので、冬の日照時間が短い時期にしか見られない貴重な景色だ。昼の景色も天候条件が良ければ、富士山を望むことでき、夜になると展望塔時自体もライトアップされて綺麗である。


 無機質な工業地帯も夜になるとロマンチックな場所に様変わりする。そこでしかみられない独特な形がなんともいえない幻想的な雰囲気を演出する。きらめく無数の光の下では、稼働する工場を支える職員達が汗水たらして働いている。そのようなことを思いながら眺めると、男のロマンが一層感じられるだろう。

 人工のイルミネーションが定番化する中、一風変わった工場夜景に行くのも新鮮である。SNSでの写真投稿では一役買い、女性も喜ぶに違いない。今回紹介したツアーは気軽に行けるものが多いので、綺麗に映る冬の季節にぜひ工場夜景を楽しんでもらいたい。

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