ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「暗号通貨の仕組み!?」〜vol.766〜』では、ホリエモンがビットコインと並んで注目されるアルトコインの仕組みと実際にホリエモンがどのように運用しているかを話した。
今回取り上げたのは、「暗号通貨が世界中で注目を集めており、革命を起こすとまで言われていますが、そんな中で堀江さんがどんなアルトコインを保有しているか気になります。堀江さんが保有しているアルトコインの種類と、可能であれば保有量を教えて下さい」という質問。
ホリエモン「アルトコインとは、ビットコインと同じ仕組みで作られた暗号通貨のことだよ!」
ホリエモンは、「あくまで僕は超少額しか持っていないけど、ほとんど投げ銭みたいな形で貰っただけで、積極投資をしているわけじゃないことを前提に話すよ(僕が投資しているからそのアルトコインに将来性があると思わないでね)。XEM、MOMA、ETH、あとはZAIFとかHORIEMONCARDとかのトークンかな」と回答。
アルトコインとは、ビットコインとは違う種類のブロックチェーン技術を用いて作られた暗号通貨のこと。そんなアルトコインの中でもホリエモンのオススメを尋ねたのが今回の質問だ。とはいえ、ホリエモン自身は暗号通貨にそこまで投資していないらしい。
その理由を話すために、まずホリエモンは暗号通貨の仕組みを説明する。ホリエモンも購入しているトークンとは、ビットコインやアルトコインといったブロックチェーンの上に作られた株のようなもの。現実の通貨で例えると、アメリカドルとしてのビットコインに対して日本円としてのアルトコインがあるとしたら、日本円の上で株式投資に用いられるのがトークンだ。
これはいってしまえば、アルトコイン上でそれぞれの会社が株という形で立ち上がっているようなもの。ビットコインやアルトコインは疑似通貨と呼ばれるが、こうした点でも現実の通貨と全く同じ構造になっているのだ。
ホリエモン「仕組みもわからないなら手を出さないほうがいい」
疑似通貨を含めたあらゆる通貨に大切なのは、信頼性がきちんと担保されていること。ある日突然どこでも取引ができなくなるような信頼性皆無の通貨は、誰だって使いたくないはずだ。例えば日本円だったら、日本国(日本銀行)が信用保管している。
その点、アルトコインやビットコインの信頼性を保っているのは使用者ひとりひとりだ。世界中のコンピュータで少しずつ検算することで、リスクを分散しながら保っている。こうした仕組みは、日本円のような中央集権型に対してディセントラライズドと呼ばれている。
中央集権で管理される日本円なら、損をした時に日本銀行が立て替えてくれるが、暗号通貨にはそうした管理者が存在しない。そこで数学的の証明のような形でコンピュータが計算することで、そうしたトラブルが起こらないようにしているのだ。だから、現在はこの検算を手伝うと手数料としてコインが少しもらえるようになっている。みんなが少しずつ責任を分け合うことで通貨の信用が保たれているのだ。
回答でもいっていたように、ホリエモンはこうした参加でもらったコインでの投資はしているが、いってしまえば遊び程度の額。「円でビットコインは買ったことないよ」と正直に告白している。いくら暗号通貨が流行る兆しがあるとはいえ、我々の生活はまだまだ円が中心。ビットコインを購入するかどうかは、今までとは全く違う信用保管のシステムをどれだけ信頼するかに関わっているだろう。
だから、「今回の質問者は騙されそうだよね」とホリエモン。仕組みを理解しないで購入したら、リスクを把握できていないのでいざという時に全く手が打てない。「こいつは絶対買わないほうがいいよ」と厳しく締めくくった。
これからますます注目が集まりそうなビットコインやアルトコインだが、流行に乗り遅れないために購入するにはあまりにリスクが高い。手を出してみたいなら、せめて最低限の仕組みくらいは理解しておいた方が良さそうだ。
ホリエモンがアルトコインについて語った『堀江貴文のQ&A「暗号通貨の仕組み!?」〜vol.766〜』。動画が見たい方はコチラからどうぞ!
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