ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「勉強しなくてOK!?」〜vol.761〜』では、ホリエモンが既存の高等学校に対する不満をぶちまけた。
今回取り上げたのは、「遊びが仕事になってくれば、 ますます大学へ行く意味がなくなり、遊びを教える専門学校が増えてくると思います。それでも、遊びよりも大学へいってアカデミックなことを勉強したいというニーズはあるはずなので、それであれば、勉強がそのまま仕事になってもいいじゃないかと思うのですが、この辺はどうでしょうか」という質問。
ホリエモン「誰かの利益につながるのなら、勉強も『仕事』になるだろうね」
ホリエモンは、「勉強することが誰かの利益になるのであれば仕事になってもいいと思うけど、何かを得たくて勉強するなら、仕事にするのは難しいかもね」と回答。
技術の発展によって最低限の生活が保障されるようになることで、これからは「遊び」を仕事にする人が増えてくると予想するホリエモン。また、兼ねてからホリエモンは「ネットが発達した現在では、学校に行くより自分で勉強した方が効率的」と学校不要論を述べているが、「遊び」の一つとして勉強を仕事にできるのではないかというのが質問者の意見。
ホリエモンはこの意見を否定はしないが、それが誰かの利益につながらない限り、勉強がそのまま仕事になるのは難しいと考える。これまで多くの人は将来の利益のために勉強していたのだから、それがすぐに娯楽として享受されるようになるのは容易ではないかもしれない。
「どちらかというと、こういうのは『ハマる』みたいなものの方が近いかもね」とホリエモン。質問者が指すようなアカデミックな内容と現在教育機関で教えられているものが同じでも、遊びとして仕事にするなら、それは「勉強」という枠組みではなく「趣味」の一つとして考えるべきだろう。
ホリエモン「高校なんて、行く必要ないよね」
ある意味では、今回の質問者の主張とも通じるのが、カドカワ(旧KADOKAWA・DOWANGO)が運営する「N高等学校」。趣味を仕事にするための学校として、プログラミングやラノベ執筆など、多様な授業がラインナップされている。
ホリエモンは、そんなN高が学校法人として運営されていることに不満な様子。学校法人にすることで高卒資格を取得することができるが、高等学校の指導要綱に沿ったカリキュラムを編成しなければならないなど、制約も多い。多様な授業をするN高には、むしろ既存の「学校」という枠が足かせになる可能性が高いのだ。
さらにホリエモンは、「そもそも高卒資格なんて必要ないじゃん」と主張。大学進学を考えている人は大検を取得すればいいので、わざわざ高卒資格を取る必要もない。「そもそも大学に行く必要もないと思うけど、大学に行くためだとしても高校に行く必要なんてないんだよね」と高校不要論を展開した。
現在は、有名予備校講師の優れた授業をネットで手軽に受けることができる「スタディサプリ」など、学校外に優れた学習環境がいくらでも存在する。純粋に勉強を目的として高校に行く必要なんてないというのがホリエモンの意見だ。
こうした意見に対して多いのは、学校には社会教育の側面もあるという反論だが、「スタディサプリでハイレベルな社会勉強の授業をやった方がいいよね」とホリエモン。彼は最近、教育系の書籍も手掛けており、それを教科書にする計画もあるそう。現在の教育機関とは全く違う、ホリエモン流教育システムが成立する日も近い?
ホリエモンが高校不要論を語った『堀江貴文のQ&A「勉強しなくてOK!?」〜vol.761〜』。動画が見たい方はコチラからどうぞ!
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